もう一つの世界文学/多言語文学叢書 ケニア/ギクユ語<br> 戯曲 したい時に結婚するわ

個数:
電子版価格
¥3,300
  • 電子版あり

もう一つの世界文学/多言語文学叢書 ケニア/ギクユ語
戯曲 したい時に結婚するわ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月24日 05時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 397p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883035601
  • NDC分類 994.72
  • Cコード C0097

内容説明

英語と決別し、民族語作家へ転身した現代アフリカ文学界の巨星、ケニアのグギ・ワ・ジオンゴらによる最初のギクユ語演劇作品。独立まもない70年代に地元の人々により野外舞台で演じられたが、やがて禁止処分に。何千何万というケニア人の死をもって贖われたイギリス植民地からの独立の大義が裏切られ、日本やアメリカを含むグローバルな搾取の構造のなかでの新旧カミリズ村の経験は、ケニア近現代史の縮図であるとともに、アフリカ全土、はては世界のポストコロニアル国家の底辺に生きる農民や労働者の生きざまをリアルに照らし出している。

目次

第1幕
第2幕
第3幕

著者等紹介

グギ・ワ・ジオンゴ[グギワジオンゴ] [Ng〓g〓 wa Thiong’o]
1938~。リムルのカミリズ村生まれ。在ウガンダのマケレレ大学時代から書き始め、自伝的小説『泣くな、わが子よ』(1964)は、東アフリカ最初の英語小説。1970年代末から母語であるギクユ語で書き始める。現在、カリフォルニア大学アーヴァイン校栄誉教授。来日4回(1976、1981、1992、2000)

グギ・ワ・ミリエ[グギワミリエ] [Ng〓g〓 wa M〓ri〓]
1951~2008。リムルのロロモ村生まれ。地元の中学卒業後、ケニア・郵政テレコム公社に勤務。のち、ナイロビ大学成人教育研究所から学位を取得し、同大学開発研究所に勤務した。1982年ジンバブエへ移り、1986年、同国の約200のコミュニティ劇団を統合して、ジンバブエ・コミュニティ演劇連合(ZACT)を結成。2000年に、国際交流基金の支援のもと、アフリカ文学研究会の招きで、劇団員10数名、および妻ワイリムなどを連れて初来日、京都、大阪、東京で公演した(この時、アメリカからグギ・ワ・ジオンゴも4回目の来日をしている)。2008年5月3日、ハラレ郊外で交通事故死

宮本正興[ミヤモトマサオキ]
1941年兵庫県生まれ。現在、中部大学・大阪外国語大学名誉教授。専門は言語学、アフリカ地域研究(言語・文学・歴史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

40
「もう一つの世界文学/多言語文学叢書」とガイブン好きには見逃せない字面。初めて知ったと思いきや、これが一冊目らしい。グギの作品は小説を二冊読んでいるが、こちらは戯曲でしかもギクユ語で書かれている。ミュージカルを想定しているらしく、これは実際に演劇を見てみないと分からないものだろう。しかし、分かり易いシナリオの悲劇においても社会的・歴史的な背景を読むことが出来る作品であり、訳注と解説も素晴らしく充溢しているため、ケニアを理解するための書籍として大変貴重である。叢書の今後にも注目したい。2024/08/04

nightowl

2
ケニア現地語の戯曲。娘の上流階級者との結婚を機に、裕福になろうとする両親。しかしそこには陥穽があった。社会運動としての意味合いが強い演劇。序文から(何故か実家で購読していた)赤旗を思わせる。国の成り立ちなど、踊りや歌を用いながらさり気なく学ばせる意図がそこかしこに有り。巻末にはアフリカの言語の歴史が事細かに紹介。研究成果としての翻訳であるのにリズムを大切にした自然な台詞となっているのが何よりも良い。戯曲以外も密度の濃い一冊。2024/09/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22053503
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品