内容説明
仏教を構造的に分析し、宗教の普遍的本質にせまる画期的シリーズ最終巻。縁起・空・マンダラなど仏教の伝統的概念を更新し、混沌の二一世紀にこそ必須の思想として再生をはかる。硯学畢生の「セオロジー」がついにここに完結する。
目次
第1章 宗教的倫理における否定
第2章 空思想が否定するもの
第3章 ヨーガの理論
第4章 古典ヨーガの行法
第5章 ハタ・ヨーガの伝統
第6章 チャクラのシンボリズム
第7章 自己と他者
第8章 死と浄土
第9章 マンダラとヨーガ
第10章 現代思想としての仏教
著者等紹介
立川武蔵[タチカワムサシ]
1942年、名古屋市生まれ。名古屋大学文学部博士課程中退、ハーバード大学大学院にてPh.D.取得。現在、国立民族学博物館名誉教授、愛知学院大学文学部教授。専門は仏教学、インド学。2008年春紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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