内容説明
心と体は別ものではない。互いに交差し合い、しかも他者のからだへと開かれている。拒食症、解離症、境界例などの心‐身に関わる病例に依りながら、「こころ」と「からだ」の問題を根底から問い直す。
目次
第1部 身体という原点(“エス”から始めよう;身体の精神病理学)
第2部 身体の諸相(疎外する身体―拒食/過食症;乖離する身体―解離症;癒合する身体―境界例)
第3部 身体の構造(生のキアスム;時間としての身体)
著者等紹介
野間俊一[ノマシュンイチ]
1965年、香川県生まれ。京都大学医学部卒業。ドイツ、ヴュルツブルグ大学精神療法・医学的心理学研究所を経て、現在、京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座(精神医学)講師。専門領域は、精神病理学、心身医学、思春期青年期精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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