内容説明
創作しつつ味わい、味わいつつ創作する、機知と友愛のアート。二条良基・一条兼良・宗祇ら天才の仕事を軸に、能・茶・花をしのぐほどの人気を誇りながら、近代とともに忘れられた文芸の全歴史をたどる。
目次
第1章 連歌の世界(「連歌」とは何か;短連歌の世界;長連歌の世界;連歌会の空間)
第2章 連歌の式目(式目の世界;「水無瀬三吟百韻」を読む)
第3章 連歌の歴史―起源から安土桃山時代まで(日本武尊から鎌倉時代まで;二条良基と本格的連歌の始まり―南北朝時代;連歌七賢―室町時代その一;天才宗祗とその弟子たち―室町時代その2)
第4章 連歌その後(地方への広がり―中世から近世へ;安定と停滞―近世の連歌;明治以後のこと)