内容説明
わずか四人で池田屋に突入、北辺の地まで決死の転戦。「言が成る」すなわち言行一致をひたすら志向し、「誠」を掲げて徳川家に殉じた集団「新選組」。峻烈な局中法度のもと、柔軟に編成を変えながら戦い続けた男たちの原動力とは。一次史料の検証から、第一人者が書き下ろす決定版通史。
目次
序章 日本の覚醒
第1章 多摩と天然理心流―江戸三大道場の展開
第2章 壬生浪士組から新選組へ―浪士組上洛
第3章 池田屋事件と禁門の変の真相―激闘五時間
第4章 長州再征と伊東甲子太郎―編成にみる組織図
第5章 戊辰戦争―鳥羽伏見の戦いから流山まで
終章 新選組の終焉
著者等紹介
木村幸比古[キムラサチヒコ]
1948年京都府生まれ。国学院大学文学部卒業(近世思想史)。現在、霊山歴史館学芸課長、岩倉具視対岳文庫長。1991年、維新史の研究と博物館活動で、文部大臣表彰。2001年、京都市教育功労者表彰
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