講談社選書メチエ
嗜好品の文化人類学

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062582964
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0339

内容説明

本書は、世界の二一地域を視野に入れ、それぞれの地域に暮らす人びとが「慎みをもって慈しみながら楽しんでいる」いわば「異文化のなかの嗜好品」を取り上げ、その様相を紹介する。

目次

序章 嗜好品に関する文化人類学的考察
第1章 嗜好品世界の普遍性と特殊性
第2章 現代世界に広がった嗜好品のふるさと
第3章 豊饒で華麗な嗜好品世界を持つ社会
第4章 ビンロウ、カート、そしてカヴァ
第5章 意外なモノが嗜好品になる社会
終章 嗜好品の比較文化

著者等紹介

高田公理[タカダマサトシ]
1944年京都市生まれ。京都大学理学部卒業。現在は武庫川女子大学(情報メディア学科)教授。学術博士。専門は比較文明学

栗田靖之[クリタヤスユキ]
1939年大阪市生まれ。国立民族学博物館名誉教授。京都大学文学部心理学専攻を卒業。京都大学大学院修士課程、博士課程を経て大阪女子大学助教授、国立民族学博物館助教授、教授に就任。情報管理施設長、研究部長を歴任。1970年からブータンにおける調査・研究に携わる。2003年3月退官
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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つまみ食い

4
中国、東南アジア、インド、アフリカ、地中海、中南米と世界中の「嗜好品」を紹介する。刊行がもう20年くらい前になり、急速な経済成長や社会変動を被った土地もあるだろうからここで紹介されている嗜好品が今かならずしも同様にたしなまれているとは限らないが、かなり面白かった。2023/07/14

seu

1
ご飯のお焦げに水を注いで煮立てた韓国の飲み物スンニュン(숭늉)の話や、その味覚の記憶から麦茶やとうもろこし茶といった穀物焙煎茶が根付いているという考察が面白い。 トン族の項は今は消失した料理と紹介されていたが、いわゆる牛癟(牛瘪)のことか?2025/02/17

BATTARIA

1
紙巻きシガレットの普及がタバコの害を必要以上に喧伝させtsこと。脂肪は三大栄養素と位置付けられるが、狩猟時代にはほとんど摂取できなかったこと。塩は全人類の嗜好品だった等など、目から鱗がいっぱい。同じお茶が、工業製品になったり、茶の湯という様式美になったりと、どちらも人間の営みの結果だから、不思議なものだ。2012/03/28

ヨシツネ

1
嗜好品の軸 摂取 ナルコディクス 五感の作用は納得しやすい 2018/05/29

きりり

0
酒・タバコ・茶、ビンロウやカートの有名を中心に世界の有名嗜好品を網羅した本です。印象深いのは、塩や脂肪も、もともとは嗜好品だったという話。かつて、嗜好品だったものが必需品になったり、逆になったり。2014/11/22

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