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内容説明
「ユダヤ系アメリカ人女性が夕食のためによくすることは?」「レストランの予約」―。エスニックジョークは、異文化への好奇心が描き出す「異質な隣人」のカリカチュア。吝嗇なスコットランド人、おバカなアイルランド人、学力偏重のユダヤ人など、熟成されたスクリプトの諧謔精神を読む。
目次
プロローグ 異文化理解としてのユーモア
第1章 エスニックジョークとは
第2章 「愚かさ」を笑う
第3章 抜け目のない人・酒に憑かれた人
第4章 自らを嗤う民族
エピローグ 社会の温度計
著者等紹介
デイビス,クリスティ[デイビス,クリスティ][Davies,Christie]
英国ケンブリッジ大学博士課程修了。Ph.D.(社会・政治学)取得。現在、英国レディング大学社会学部名誉教授
安部剛[アベゴウ]
米国カンザス大学大学院博士課程修了。Ph.D.(人類学)取得。広島大学助教授を経て現在、徳島文理大学文学部教授。日本笑い学会理事。専攻は比較文化論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K
2
よくネットで見る国籍をステレオタイプ的にネタにしたジョークはエスニックジョークっていうんだな。お国柄や英語のスペリングが分からないとピンとこないジョークが多かった。2020/12/08
周
0
ウィットとユーモアの利いたエスニックジョーク本当に好き2015/12/21
どなどな
0
日本ではあまりジョークが流行らない。人を笑うということに抵抗を感じるからだ。しかし一歩外に踏み出すと、思わずはらはらしてしまうようなジョークが飛び交っている。この本ではそういったジョークの背景や由縁、落ちの爽快さや解釈の仕方を記述している。ジョークを楽しむには幅広い知識と茶目っ気が必要である。2012/06/29
tarumi
0
単純にエスニックジョークが並べてあるのではなく、ジョークの分類や背景、構成、スクリプトとパンチラインを事細かに解説してある本。「このジョークのどこが面白いか」なんて苦行的な説明も満載。全体的にイギリスの独壇場だった。さすが。 本の構成がちょっと平坦すぎたのが残念。2011/04/14
ytr.kiku
0
エスニックジョーク、民族差別で笑えるのと笑えないのとがある。 あとスコットランド人、アイルランド人、ポーランド人のジョークは日本人の私にはあんまり具体的に想像できないから難しい。 「イタリア人兵士は臆病」「カトリックの生臭坊主」あたりのネタが一番笑える2023/01/15