講談社選書メチエ
オスマンvs.ヨーロッパ - 〈トルコの脅威〉とは何だったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062582377
  • NDC分類 226.6
  • Cコード C0322

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

7
オスマンの脅威はすなわち動員力と技術の差だった。 やがて産業革命を経て技術革新をしたヨーロッパと立場が逆転していく。2013/02/23

スミレ雲

5
【図書館本】オスマンのことを知るのって、楽しい。トルコ展を見てから、トルコにとても関心が高まり、持続している。2019/09/07

天茶

4
★★ オスマン帝国(=「トルコの脅威」)の存在が「ヨーロッパ」世界とアイデンティティを形成させた、というのはなんとなくそうであろうとは思っていたが、本書ではそれを具体的に検証する。だが、個別の事例が与えた影響については異論ないものの、枝葉の議論に終始しているようにも思えた。「トルコの脅威」の存在そのものが「ヨーロッパ世界」の形成を促したのではなく、個別の出来事の積み重ねこそ「ヨーロッパ世界」を構築したと捉えるべきなのか? あまりこの分野に詳しくないのでこれ以上はよくわからない。2020/12/07

牛タン

3
内容:近世ヨーロッパが恐れ抱いていた<トルコの脅威>の実態をオスマン帝国とヨーロッパの両方の視点から探る。時代的にはテュルク系民族が草原からアナトリアに至るところから、オスマン帝国の最盛期、そしてスレイマン一世死後のオスマン帝国の衰退まで。プロローグとエピローグでは、国力に満ち、民族的多様性の色濃かった時代のオスマン帝国の「トルコ行進曲」が、国力衰退後のナショナリズム的色彩を帯びた「トルコ軍楽」へ変容する様子が描かれる。 感想:オスマン帝国がヨーロッパ諸王朝と巧みに外交を繰り広げる様子が面白かった。2017/03/10

秋良

3
三代目が店を駄目にするとはよく言うけど、スレイマン後のスルタンは残念なのが多い。それでも帝国が長らえたのは整備された行政システムがきちんと機能していたから。それでも、どんなにしっかり作られたシステムがあっても腐敗してゆくのは何とかならないのかな。2016/03/23

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