内容説明
忘れられぬ本との出会い、人生を変えた外国体験、異分野からの転身。哲学、歴史、文学など各学問のパラダイムを変えた“知の達人”たちが綴る、学問への旅立ち、格闘、魅惑。
目次
1 哲学の門
2 歴史という扉
3 ことば・文学・人間
4 社会科学の世界
5 こころの宇宙
6 自然科学をよむ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
104
大学入学直後の学生さんが読むと非常に啓発されるような気がします。哲学から始まり、自然科学までの六つのそれぞれの分野において先達がご自分の若いころの経験などを興味深く書かれています。特に大石慎三郎先生は「資料を読め、現地を歩け」ということで歴史を学ぶ人の基本姿勢を説いておられますがまさにその通りという気がします。そのほかにも興味深い話がよめます。入門書としてはお勧めです。2016/04/20
てつこ
2
哲学、歴史、自然科学などの研究者が、知の人生へ出発する契機となった出来事を語る。言語学者の体験談が面白い。プラハのカレル大学で受けた古代スラブ語の試験。引用「一枚の手書きのテキストで、そのテキストを現代語に訳し、本来ならば正しくはこうあらねばならないという箇所と違う点、音声上、形態上、シンタックス上の問題点を説明し、最後に、従ってこのテキストは何世紀のどこどこの地方のものと判定するのです。」シビア過ぎる。でも楽しそう。ここまでのレベルは無理だとしても、がっつり現地語文献に浸るような勉強してみたい。2018/09/11
tristezza
1
高名な先生方は学生時代を如何に過ごし、なぜ研究者の道へと至ったのか――「学問」を少し身近に感じることができる一冊。高校生や大学一、二年生へ。2013/03/02
真夏みのり
1
掲載されている人を知らないとあんまりおもしろくないかも。知ってる人はおもしろかったけど、知らない人のところは結構読み飛ばしてしまった。池内先生のゲーテの話がおもしろかった。2011/02/09
tk
0
ちょいちょい面白いような… 2011/06/23