講談社選書メチエ
英国紅茶論争

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062580847
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0339

内容説明

十七世紀、大英帝国に上陸した東洋の奇妙な熱い飲みもの。なぜかイギリス人の口に合い、たちまち国民的習慣となったティータイム。新しい文化の定着をめぐっての医師・牧師・文化人等のかまびすしい論争を描く。

目次

第1章 初期の茶論
第2章 イギリス上陸―宮廷から家庭へ
第3章 紅茶論争のはじまり
第4章 紅茶反対論
第5章 それでもお茶会は楽しい
第6章 ジョサイア・ウェッジウッドの世界
第7章 茶論争の終結

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

4
イギリスの食生活が、紅茶によってどのように変化したのか、というのがこの本の趣旨でしょうか。一読して思ったこと。題名がおかしい。「英国」には間違いはない。でも、書かれているお茶は、大半が紅茶のことではない。そして、「論争」とは、いくつかの説に基づいて書かれた本の内容を紹介して終わりではないはず。全体として、いろいろ突っ込みどころがあり、歯がゆかった。もう少し追求して欲しかったなぁ。さらっと流すエッセイレベルの本だと思えば、まぁ気にならずにすんだのですが。内容はけっこう面白いんだけどね。2009/12/03

NezMozz

4
だから、こういうね、食べ物とか服の模様とか器の形とか、そういうものから積み上げて砂絵のように立ちのぼる人の歴史!そういうものが大好きなんですよ!そういう嗜好を持つ人にはとても楽しい本です。妻が茶を趣味として傾倒しすぎて浪費すると嘆く夫のエピソードなど、昨今のオーガニック健康志向とやらに傾倒しすぎて質素でシンプルな暮らしをしてるはずなのに家計がキツイみたいな話とかぶりすぎてクスクスきちゃうわ。後半のウェッジウッドの話なんかも、メーカーとしてのウェッジウッドしか知らなかったのでとても興味深く読んだ。2012/06/27

moi

1
(参考文献一覧が一番役立ちそう) 2021/07/19

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