内容説明
「ウィンドウズ95」をはじめ、ソフトウェアが社会を埋めつくしている。時間と空間を解放する〈仮想世界〉、ことばの壁と国境を取りのぞく〈ネットワーク〉…。一方で巨大に、複雑に発展していくプログラムを、人間は書き続けることができるのか。コンピュータとの未来へむけて、新たな「知」の出会いを提唱する意欲作。
目次
第1章 ポストモダンまでの道
第2章 ソフトウェアの役割
第3章 ソフトウェアの構造主義
第4章 現代への突破口
第5章 電子情報社会の成立
第6章 未来への提言
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
25
1995年発行。Windows95の登場直後のため今読むと古い部分もあるが、かえって基本的なところを教えてもらえたし、ソフトウェア開発の歴史も書いているので詳しくない私としては勉強になった。また、当時は「日本人はハードウェアの開発は得意だが、ソフトウェアは苦手」といういま聞くと苦笑してしまうようなことを言われていたのも面白い。また、ソフトウェア開発では理系の思考も大事だが、社会や人に興味を持ち考える文系的思考も大事なので両方を併せ持つ必要があると30年近く前から書いていたことも興味深い。2023/06/25
-
- 電子書籍
- 旅人は皆ネパールに還る。 PAD