内容説明
ベートーヴェン、クレメンティ、リスト…。絢爛豪華な演奏の裏に、理想の音色をめざして、しのぎを削ったピアノメーカーの技術競争があった。ピアニストにあこがれる娘たち、安いレッスン料に泣く教師、自動楽器に驚くブルジョア。産業革命が生み出した夢の楽器に、それぞれの希望が託されていく…。本書は音楽を通してみる「近代」の縮図である。
目次
第1章 戦争と革命が発展をうながす
第2章 産業の楽器
第3章 ヴィルトゥオーソの時代
第4章 ピアノという夢
第5章 ピアノ狂騒曲
第6章 自動楽器
第7章 日本のピアノ




