内容説明
心理学の巨人はいかにして生まれたのか。個人主義者、偉大なる奇人にして普遍的人間。その彼を襲った、二度の精神的危機=「創造の病」。「無限なるもの」との関わりを追いつづけた彼の分析心理学は、宇宙論でもある。錬金術、『易経』からUFOまでに及ぶ知的探究がたどりついた地点とは…。本書は、ユングの豊かな遺産への格好と手引き書である。
目次
第1章 人間ユングとその心理
第2章 元型と集合的無意識
第3章 人生の諸段階
第4章 心理学的タイプ
第5章 夢の源泉
第6章 精神療法
第7章 ユングと反ユダヤ主義者
第8章 結び