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出版社内容情報
米中ロなどが水面下でしのぎを削る月探査競争。なぜいま月なのか?立ち遅れた日本は挽回できるか?内情を知る最先端研究者の提言。アメリカのアポロ計画が終了してから40年余――その間、人類は月に行っていません。
人々のあいだにはいつしか「いまさら月になど行く必要はない」という認識さえ広まってきています。
しかし、それは月での優位を独占しようとするアメリカの広報戦略にはまっているにすぎません。
じつは世界ではいま、アメリカ、中国、ロシアなどを中心に、月の探査・開発をめぐって激しい競争が
水面下で始まっています。30?40年後には、月面基地が完成するともみられているのです。
世界はなぜ月をめざすのか? その答えが、本書にはあります。
日本人が「宇宙兄弟」のヒビトのように月面に立つには、どうすればよいのか?
その答えも、本書のなかに見つかります。
「かぐや2」計画の着陸地点検討会の主査など、月探査プロジェクト立案に参加している著者が、
「宇宙大航海時代」を迎えた私たちが知っておくべきこと、気づいておきたいことを、
まるで月面に立って聞いているように、具体的なイメージをもって語ります。
忘れかけていた月への夢が、本書を読めば手が届く現実に思えてきます。
初回限定版に施された、月面の凹凸が触ってわかる特殊加工も注目です!
はじめに
序章 月探査のブーム、ふたたび到来!
第1章 人類の次のフロンティアは月である
第2章 今夜の月が違って見えるはなし
第3章 月がわかる「8つの地形」を見にいこう
第4章 これだけは知っておきたい「月科学の基礎知識」
第5章 「かぐや」があげた画期的な成果
第6章 月の「資源」をどう利用するか
第7章 「月以前」「月以後」のフロンティア
第8章 今後の月科学の大発見を予想する
第9章 宇宙開発における日本の役割とは
終章 月と地球と人類の未来
あとがき
付録1 月科学者の卵のための補足説明
付録2 月の地図
佐伯 和人[サイキ カズト]
著・文・その他
内容説明
いま、新たな「大航海時代」が始まった!アポロ計画終了から40年余がたち、人々のあいだにはいつしか「いまさら月に行く必要はない」といった認識さえ広まっている。だが、世界ではいま、アメリカ、中国、ロシアなどを中心に、月の探査・開発をめぐる競争が水面下で始まっているのだ。世界はなぜ月をめざすのか?日本は何をめざせばよいのか?「かぐや2」計画に携わる著者が示す「宇宙大航海時代」の針路!
目次
月探査のブーム、ふたたび到来!
人類の次のフロンティアは月である
今夜の月が違って見えるはなし
月がわかる「8つの地形」を見にいこう
これだけは知っておきたい「月科学の基礎知識」
「かぐや」があげた画期的な成果
月の「資源」をどう利用するか
「月以前」「月以後」のフロンティア
今後の月科学の大発見を予想する
宇宙開発における日本の役割とは
月と地球と人類の未来
著者等紹介
佐伯和人[サイキカズト]
1967年愛媛県生まれ。東京大学大学院理学系研究科鉱物学教室にて、博士(理学)取得。専門は惑星地質学、鉱物学。ブレイズ・パスカル大学(フランス)、秋田大学を経て、大阪大学理学研究科宇宙地球科学専攻准教授。JAXA月探査「かぐや」プロジェクトの地形地質カメラグループ共同研究員。次期月探査SELENE‐2計画着陸地点検討会の主査を務めるなど、複数の将来月探査プロジェクトの立案に参加している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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WATA
青色夜ふかし
kaizen@名古屋de朝活読書会
acesmile@灯れ松明の火
パスティル