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内容説明
ヒトゲノムの完全解読に成功したゲノム科学は、生命システムの解明という壮大な目標を掲げて新たなるステージに進みつつある。ゲノム解読によって、何がわかり、どんな課題が残されたのか?日本のゲノム研究を牽引してきた第一人者がヒトゲノム計画を総括するとともに、1000ドルゲノムプロジェクト、メタゲノム解析などの、新しいゲノム科学の未来を展望する。
目次
第1部 二重らせんからヒトゲノム完全解読まで(ゲノムサイエンスの夜明け;ヒトゲノム計画始動する;そして、ヒトゲノム完全解読へ;浮かび上がってきたヒトゲノムの姿)
第2部 ポストシーケンスの時代(疾患遺伝子を追いつめる;転写制御の秘密に迫る;ヒトの進化をたどる;ヒトゲノムを超えて)
著者等紹介
榊佳之[サカキヨシユキ]
1942年愛知県生まれ。1971年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。九州大学教授、東京大学医科学研究所教授などを経て、現在、理化学研究所ゲノム科学総合研究センター長。2002年から2005年まで、HUGO(国際ヒトゲノム機構)会長。日本学術会議会員。2003年、紫綬褒章。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
24
#説明歌 ヒトゲノム疾患転写サル比較セントラルドグマSNP数2017/08/06
yori
3
★★★★★ 日本のヒトゲノム解読プロジェクトを牽引してた著者。当時の各国間やベンダーとのやりとりなどスピード感、緊張感が伝わってくる。ゲノムサイエンスとは扱うものが大きすぎて、何だか未だに途方もない気がしてしまう。あ、自分の遺伝子検査にはとても興味あります。病気のなりやすさや体質、性格的要素など知っておきたい。2014/10/20
つる
2
ヒトゲノム解読プロジェクトに関わっていた榊佳之さんの著書。1953年のワトソン、クリックのDNAの二重らせん構造の発見からヒトゲノム解読、ポストシーケンス時代の学問や研究についてざっくり書いてあり全体像の把握に役立った。こういう概説書の類を読んでいると著書の専門分野の違いで詳述される部分が変わってくるので何冊も読んでいると楽しい。ただ、記述内容の把握にはもう少し専門書も読む必要があると感じた。特に気になったのは転写制御システムの部分。もう少し詳しく勉強してみたくなった。2014/06/26
takao
1
ふむ2023/11/19
phmchb
0
『アレルギーはなぜ起こるのか』の次に読み終わりました。