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出版社内容情報
日本機械学会[ニホンキカイガッカイ]
編集
石綿 良三[イシワタ リョウゾウ]
著・文・その他
根本 光正[ネモト ミツマサ]
著・文・その他
内容説明
空気や水に代表される「流体」には、さまざまなふしぎな性質があります。身の回りにあるものですぐにできる遊びを通して、まずは流れに親しみ、そのふしぎさに触れてみましょう。難しそうに思えて、じつは身近な「流れ」のなぞとその原理をわかりやすく教えます。
目次
流体とは
粘性
圧縮性
空気の質量
物体まわりの流れ
圧力
水深と圧力
浮力
渦
表面張力
層流と乱流
キャビテーション
加速度運動
流体のエネルギー
ベルヌーイの定理
ピトー管
ジェット推進
流線型曲率の定理
コアンダ効果
はく離
境界層
流線形
揚力
マグナス効果
はく離渦
管摩擦損失
絞り
回転翼
不可質量
著者等紹介
石綿良三[イシワタリョウゾウ]
1954年、横浜市生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了、工学博士。神奈川工科大学工学部システムデザイン工学科教授。専門は流体工学
根本光正[ネモトミツマサ]
1952年、横浜市生まれ。幾徳高専機械工学科卒業。神奈川工科大学工学部機械工学科実験講師。専門は流体工学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おつまみ
36
流体力学は数式だらけなので、定性的に理解するには便利な本。流体のセンスを磨く意味で有意義な時間になると思う。2019/08/14
うめ
14
難しい定理や現象の数々を身近なもので体感させ、優しく解説してくれる。子どもから大人まで楽しめる良書。学生時代に読みたかった(笑)2015/07/16
けいこん
7
流体力学に関する一問一答。小学校高学年から読める。自分の好きな所だけ読んでも良い。実生活で感じる減少や子供の工作レベルの事象について解説してあり、「やってみよう」も面白い。数式がほとんどないのも魅力。2015/06/25
喫茶サクライから始まった
5
やってみようのコーナーでは実際にやらなくても、どうなるんだろって考えてから次のページを読むことが重要な気がする。本の全体では各項目ごとに「やってみよう 」「どう役立つ?」「タネあかし」とたまにコラムがあり、飽きずに最後まで楽しむことが出来ました。途中からは「前に説明されたあれからこういう現象が出てくるんだろうな」って思えるようにもなりました2013/02/05
naolog
4
図書館にて。大学で流体力学を(講義としては)学ぶ機会がなかったので、読んでみた。霧吹きやドアクローザなど、何故絞りがあって、どう役に立つのか(流速と圧力)が面白くかいてあった。白く濁る水道水…圧力を下げると水の沸騰が常温近傍でも起こるキャビテーションや、かき回すと真ん中に集まる茶葉の遠心力など、身近な事象でもまだまだ「なぜ」が足りていないことに気づかされた。2021/06/19