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内容説明
超高温プラズマ科学と核融合研究開発の現場からの最新レポート。
目次
超高温プラズマとは
電流ホール
核融合発電
磁場とプラズマ
プラズマの閉じ込め
衝突による粒子と熱の流れ(新古典理論)
プラズマの中の揺動による熱の流れ(乱流による熱輸送)
放射による熱の流れ
プラズマの加熱
プラズマ電流を流す〔ほか〕
著者等紹介
狐崎晶雄[キツネザキアキオ]
1944年生まれ。東京大学大学院工学系卒。工学博士。1972年来、日本原子力研究所。現在、同研究所那珂研究所炉心プラズマ研究部長。JFT‐2a、ダブレット3、JT‐60の後、計九年間原研東京本部で核融合を推進。1998年までITER計画の担当者連絡窓口として、計画の立ち上げと推進に努めた。1986年科学技術庁長官賞受賞
吉川庄一[ヨシカワショウイチ]
1935年生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、米国のMITに進み1961年Ph.D.を取得。以後プリンストン大学プラズマ物理研究所主任研究員兼天体物理学科プラズマ物理教授待遇講師。2000年に同大学退官。1973年から東京大学理学部教授も務めた。JT‐60の基本設計をはじめ、理論、実験の両面で多くの世界的業績をあげた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーサー2号
4
日本の核融合研究は世界でも遅れをとらず進歩しているのがわかる。ただでさえ、エネルギーに問題を抱える国だし、ものづくり大国である分、こういう研究は技術面において優れている。核融合発電が実現するのはだいたい数十年後とされているが、ぜひこの目でみたいものです。2014/03/05
takao
3
ふむ2024/06/25
西やん
1
何と無くですが核融合というものがわかったような気になりました。高速増殖炉なんてやめて核融合発電に国をあげてなぜ取り組まないんですかね。実現すれば、一気に電力問題が解決なんですが。2013/07/01
ヒラマサ
0
読書デイズ裏目標その2です。この本を読みたいがための読書デイズでもありました。 かなり丁寧に書いてあるので、理科系・工学系でなくても読むことができそうです。ところどころ端折ってあったりもしますが、入門書としては丁度良いでしょう。とはいいつつも僕にとってはあまり簡単ではなく、半分くらいしかわかってないです。そのうち再読してみたく思います。あと、まあまあ分量が多いので読むのに時間がかかった。 「もし人類の歴史が将来何百年もあるのだったら基幹エネルギー源として残るのは原子力だけだろう。核融合と核分裂だが、将2017/05/18
phmchb
0
地上で太陽を創る。そんな夢のような話に現実性が出てきましたと思える内容でした。2011/08/09