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内容説明
ペットを溺愛する人々が増え、接し方がより親密になってきた。まるで赤ん坊に離乳食をあげるかのように口移しでエサをやり、同じベッドで寝る。こうして思いもよらない病気が、動物から人にうつり私たちの生活を脅かそうとしている。人畜共通感染症危険度テスト付き。
目次
プロローグ あなたの人畜共通感染症危険度をチェックする
第1章 変貌する感染症(あなどれぬ感染症;人畜共通感染症とは? ほか)
第2章 身近に迫る人畜共通感染症データ各論(ペットをはじめとする動物たちから感染するズーノーシス;ズーノーシス番外編)
第3章 情報武装で身を守る―知るワクチン(「知るワクチン」;感染源としての動物にどう対処するか? ほか)
著者等紹介
荒島康友[アラシマヤストモ]
日本大学医学部臨床検査医学教室勤務助手。医学博士。獣医師。1954年生まれ。日本大学農獣医学部獣医学科卒業、日本大学付属家畜病院を経て、現職。日本感染症学会二木賞受賞。日本臨床検査医学会(旧・日本臨床病理学会)、人と動物の共通感染症研究会所属。研究テーマは、人畜共通感染症、代替・相補医療の可能性、幸福論。人畜共通感染症の分野では、人畜共通感染症の正しい知識と自分でできる対策法「知るワクチン」を提唱する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
23
狂犬病のない国がとても少ないということに気づく。そして、狂犬病のワクチン注射を受けない人が、まだ日本にいるということ。狂犬病は犬だけとはないということ、世界中でまだ大勢の人が亡くなること、なにより狂犬病の症状を見極められる医師が、日本にはほとんどいないこと。2014/07/31
yn_redqueen
2
人獣共通感染症zoonosisの『傾向と対策』に関する本。ニュースに出ては消えていくテーマの勉強用によくまとまった本だと思う。作者の「畜生とベタベタして、病気を持ち込むのはやめて欲しい」という怨嗟の声が前編を通して読み取れるあたり、医療関係者にとってよほど厄介な問題らしい。作者「人間関係の寂しさはペットで代用しちゃいけない(医者して分を越えた忠告ではある」友人「いや、この子は違う」という、ペットに対する温度差も難しい問題だなと思う。ちなみに猫アレルギー対策としては「週一度猫を洗えばいい」2012/02/08
かみのけモツレク
0
研究者仲間がネコくんと入浴しているのを聞いたところに笑った2017/06/21
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