ブルーバックス<br> マンガ脳科学入門―心はどこにある?

ブルーバックス
マンガ脳科学入門―心はどこにある?

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062573511
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0245

内容説明

アリストテレスは心臓こそが、心が生まれる場所と信じ、デカルトは、心は肉体とは別に存在すると考えた。いま、脳科学は、長らく人類を悩ませてきた謎を解明しつつある。最新の研究によって、心は脳のなかにあり、どんな感情が脳のどの部位に生じるかまでわかってきているのだ。

目次

心と脳:簡単な歴史
心の発明
心とは何か?
脳との出会い
脳は物質なのでしょうか、それとも精神なのでしょうか?
地図作りの先駆者たち
空洞にある心
脳室、組織と心
魔法の治療魚と呼ばれる魚
頭の上のこぶ〔ほか〕

著者等紹介

ゲラトゥリ,アングス[ゲラトゥリ,アングス][Gellatly,Angus]
現在キール大学で心理学科科長。視覚と認知を研究。暇をみて、小説も書いている

サラーティ,オスカー[サラーティ,オスカー][Zarate,Oscar]
INTRODUCINGシリーズの七冊でイラストを担当。他にも好評の絵入り小説をたくさん書いている。『小さな死』もそのうちの一冊で、1994年、ウイル・アイスナー賞のグラフィック部門賞を受賞

小林司[コバヤシツカサ]
1929年、青森県生まれ。1959年東京大学大学院博士課程修了後、三年間フルブライト研究員としてピッツバーグ大学とゲイルズバーグ精神医学研究所に留学。1962年神経研究所勤務、1983年から91年まで上智大学カウンセリング研究所教授。現在、メンタル・ヘルス国際情報センター所長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

36
学習参考用に良いかと思って読んでみた。いわゆる「マンガ」ではなく、文章に絵が添えてある感じ。内容は主にどの感情が脳のどの部位で生じるかをさまざまな障害を例にして説明したもの。2015/05/04

greenman

6
本書はあくまでも脳科学入門とうたっているが、内容は多くの脳の箇所の名前や、多数の実験がたっぷり載っていて専門家から見ればわかりやすいがまったくの素人が読む本でもないと思う。まったく脳について知識のない人は茂木健一郎・竹内薫「脳のからくり」から始めるといいかもしれない。脳科学は現在もっともアツい研究分野のひとつで、計り知れない所はまだまだ多そうだが今までの実験で現代心理学と密接につながっているのがわかってくる。それに普段人間が生活できているのも脳がそれなりにうまく動いてくれているからだ。2012/11/26

ばにき

2
図があるとたしかに分かりやすい2019/12/24

みどりむし丸子

2
挿し絵がものすごいシュール(笑)到底内容すべてを理解できたとは思えないし、現代の定義するマンガのイメージからはかけ離れてます!でも読み進めちゃう魅力も確かにあります。2015/06/10

たこらった

1
脳は生物の器官だ。心は脳の活動の結果だ。だが心が脳の進化の果実であるのかどうかはわからない。わかる、というと全方位から反論が飛んでくる。わからない、というとヒトを含めた動物実験やコンピュータを駆使したシミュレーションがこれでもかと実施される。ホメロスの叙事詩には「考える」「決める」「信じる」「疑う」「欲する」といった自由意思を示唆する言葉がない、という読み方がある。プシケは心。文字上の意味と意図された意味は分離する。プラトンは身体からの類推で自我という中心を措定した。神に焚き付けられたアガメムノンの狂気。2025/02/25

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