ブルーバックス<br> 電気システムとしての人体―からだから電気がでる不思議

ブルーバックス
電気システムとしての人体―からだから電気がでる不思議

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  • サイズ 新書判/ページ数 202p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062573382
  • NDC分類 491.317
  • Cコード C0247

内容説明

脳、心臓、筋肉…、人のからだは、すべて電気で動いている。太古の海に誕生した生物が獲得し人間に受け継がれた、生命の原理。最新のテクノロジーもおよばない、人体の“驚異の電気システム”を探る。

目次

序章 人間活動の原点を求めて
第1章 「血液が巡る」という発見
第2章 心臓はなぜ動くのか
第3章 ただのポンプではない心臓
第4章 睡眠中でも肺は動く
第5章 脳活動はコンピュータと比較できるか
第6章 人体は電動ロボット
第7章 人体は電気の導体
第8章 システムとしての人体
終章 生命の特異性に迫る

著者等紹介

久保田博南[クボタヒロナミ]
1940年群馬県生まれ。群馬大学工学部電気工学科卒。日本光電工業(株)、コントロンインスツルメンツ(株)を経て、現在K&Kジャパン代表取締役。この間、医療機器の開発などに従事。ISO委員、サイエンスライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

21
心臓の一定のリズム、寝ている間も止まらない呼吸、躍動する筋肉、思考する脳...これらの身体の活動がすべての細胞が電気を用い 自ら生み出し、オートマチックに、文字通り死ぬまで止まることはない。細胞内外の金属イオンを介し、電子をやりとりすることで生命の活動が生まれる仕組み。 命という妙なる象徴が、究極的には半導体のごとく、1と0の状態の変化の組み合わせ。今では常識となっているバイタルを測るバロメータとしての血圧や脳波などを発見した先人の非常識とタブー破りな偉業も同時に解説。 2017/06/19

禿童子

16
著者は医学者ではなく電気工学を専門とする医療機器開発者という立場から、心臓と肺、血液循環、脳波と生体電気の働きを分かりやすく解説している。心電図と脳波計、血中酸素濃度を測定するパルスオキシメーターなどを詳しく説明しているが、読んだ後に自動体外除細動器(AED)の説明がまったくないことに気づいた。2001年の刊行時にはまだAEDが一般的ではなかった?適度にエピソードを交えて初学者でも読みやすく工夫している。出産時に肺呼吸に切り替わるときの絶妙な仕組みに感嘆した。脳波の発生源がまだよくわからないのは意外。2018/11/04

はなよ

14
内容自体はためになるが、所々まったく関係のない文章が挟まるのがうっとおしい。著者にとっては、文章が固くなりすぎないための工夫なのかもしれないが、自分にとってはただの文字数稼ぎにしか見えない。この分野の事について知りたいなら、要点だけ掴んで他の本も読んだほうがいいと思う。2020/08/19

おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減

5
2001年発行。古書店にて購入。体内の電気的現象について総括した本。著者は心電図を始めとする生体センサー機器の開発者らしい。心臓、肺、脳神経、筋肉などの電気生理学について解説。帯は「人間は"電気駆動ロボット"かもしれない」とあり、電子回路との類似性という視点から人体の電気システムを俯瞰する。内容は専門的になりすぎていないので、さらっと読める。2017/08/24

takao

2
細胞膜内外の電圧差はイオンチャンネルから。2016/09/15

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