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内容説明
中世の大砲戦から「関数」、サイコロ賭博から「確率論」など、一風変わった天才たちが意外なところから発展させてきた数学の歴史を、面白ギャグ満載の「おはなし」仕立てで懇切丁寧に紹介します。
目次
1 計算と論理(シルクロードを往来した「計算器具」と「筆算法」;地中海を周回して生まれた『論証』と『図形学』;大建造の技術と設計図 ほか)
2 人間社会を大きく変えた数学誕生時代(大砲戦から『関数』;悲惨事件から『統計学』;娯楽・賭博から『確率論』 ほか)
3 数学の革命的発想時代(世界を統一する数学;常識を超えた『非ユークリッド幾何学』;一筆描きから『トポロジー』 ほか)
4 数学の大転換期(数学の発見が「特許」になる;未来社会の数学)
著者等紹介
佐々木ケン[ササキケン]
1948年鳥取県生まれ。東京大学漫画クラブ(ホントは理学部地球物理学科)卒業後、数年間の会社員生活を経て漫画家となる。主に一こまの風刺漫画、ナンセンス漫画や四こま漫画などを描く。長編ものには「ガリレオ=ガリレイ/ハーヴェー」等の漫画人物科学の歴史シリーズ(ほるぶ出版)がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
15
おイモの煮っころがしのチェック、つまり、鍋の中に数あるおイモのうちの1個を選択して、全てのおイモの火の通りぐあいを判断するということが、きわめて数学的な行為だということに慄いた(標本調査)。ギャグマンガで数学史をたどる割と易しめの数学本。特に、イメージしにくいとされているカントールの無限集合論あたりは理解のよい手助けになった。「無限」にたたかいを挑んで、最後は精神病院送りになった数学者カントール、気になる数学者がまた一人増えた。数学はもはや「数の学問」を超えていて、名前がビミョーだという主張にも深く納得。2016/02/10
らっそ
12
想像以上に楽しかった。あっという間に読めた。中高生時代にこういう本を読む機会があったら、もうすこし違う形で大学受験に挑めたかもしれない。2019/08/24
非日常口
10
数学嫌いのあなたへ。という感じでしょうか。数学の発展は戦争の歴史と表裏の関係にある。ギャンブルの歴史と密接な関係にある。災害と密接な関係にある。これを読んだ後世界史を改めてやり直すと良いだろう。2013/03/09
たか
9
マンガがメインで数式、公式はほとんど出てこないから数学苦手な人も読みやすいかと。2015/08/19
内緒です
7
図書館。意外と楽しめて読めました。2016/02/28
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