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内容説明
なぜ地球にだけ生命が生まれたのか?古代から現代まで、だれもが一度は頭を悩ませるこの大問題に、人類はどのように挑んできたのか?探査が進む火星と比較しながら、地球の誕生から生命が生まれるまでの、壮大なドラマを描く。
目次
第1章 太陽からのメッセージ
第2章 太陽系の元素組成
第3章 ビッグバンから太陽の誕生まで
第4章 原始地球の誕生
第5章 地球に生命が誕生する
第6章 火星生命への熱い想い
第7章 バイキング探査機の見た素顔の火星
第8章 火星からの使者
第9章 二一世紀に向けての火星探査
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
赤い熊熊
12
地球の出来方の説明が丁寧です。コンパクトにまとめられた初期生命の歴史の中でも、好熱菌の進化についての説明が面白いです。19世紀の火星人フィーバー、火星観測から分かってきた、荒涼とした火星表面とろくにない大気、火星からの隕石がもたらした再びの火星生命フィーバーの顛末。前半のお話と後半のお話は別ものですね。どちらかだけ読むのも悪くない感じ。2015/10/25
ノリピー大尉
12
最初の生命はどのようにして発生したのか? それは 唯の一回だけだったのか? 何回も起こったことなのか? そして、それは今も地球のどこかで起こりつつあるのか?2014/06/29
文章で飯を食う
4
地球の起源について、かなり細かく説明されていておもしろかった。生命の起源については、さらに熱をおびておもしろかった。熱水鉱床での硫黄分解生物やメタン分解生物などは、ついこのあいだ見つかったように思っていたが、ずいぶん重要な意味を持つようになったのね。生命の起源や全球凍結の時の最後の避難所とか。2013/08/22
中性子星
2
いま読むと内容が古い。そして著者はこういう可能性もある、別の人はこうも言っているとして全然答えを教えてくれないのがもどかし。火星の探査と隕石の分類、調査結果の詳しさは他の図書にない面白さ。2015/10/18
naoto
2
前半の宇宙の話や地球生命誕生までの話は面白かったが、後半の火星生命探査の話は今イチ乗らず。「地球型生命は地球以外にはいない」と思ってるからかな。2012/08/13