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内容説明
病的な不安・恐怖は心理学的カウンセリングを中心に治療が行われてきたが、現在ではいくつかの脳内物質と脳の機能障害が関係していることが明らかになり、治療法も変わりつつある。本書では不安・恐怖症とパニック障害の物質的原因を新しい知見でさぐり、効果的な治し方を紹介する。
目次
第1章 正常な不安と病的な不安
第2章 不安と恐怖は身体症状に現れる
第3章 不安・恐怖を起こす脳内物質
第4章 不安・恐怖症と脳のメカニズム
第5章 不安・恐怖症を診断する、治す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
33
随分前に読みました。このテーマの、最新の知見の本があったら読みたいです (๑`・ᴗ・´๑)
猫丸
14
化学物質を投与することで不均衡状態を是正する手法を紹介した本。僕の場合の disorder はたぶん心身の過剰フィードバックループが形成されるタイプだ。特に拘束に弱い。いくら高所でブン回されても平気だがジェットコースターがダメなのはガッチリと固定されるためだ。エレベータも15階くらいが限界か。ところが、他に人間が存在しければまったくOK。つまり調子が悪くなった状態を人に見られる恐怖が予期不安を生み出している。エエカッコしいとも言う。この不安の源泉も自覚しているから、精神療法では治らないと思われる。2022/05/13
御座候。
11
重要な一冊。飲み物に含まれるカフェインには依存性があるだけでなく不安感を誘発する神経作用があるらしい。また、過呼吸の仕組みも乗っています。本書は798円で安価に購入できます。2022/08/19
anco
7
不安障害やパニック障害について書かれていました。正常な不安と不安症には質的な違いはなく、あるのは量的な違い。化学受容体の感受性や、脳内の神経回路における興奮系と抑止系のバランスの問題による。具体的な例が多くて、分かりやすかったです。2015/08/16
Asakura Arata
5
セロトニンも不安の原因になると書いてあるなあ。二酸化炭素が脳内不安物質っていうことは頷ける。入眠中に発作起こす人の原因がわかった。2022/11/23