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目次
第1章 原子力研究とプルトニウム
第2章 原子炉とプルトニウム
第3章 核兵器とプルトニウム
第4章 日本の原子力開発とプルトニウム
第5章 世界の原子力利用とプルトニウム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
8
プルトニウムは日本の数少ないエネルギー資源の一つである.ただし,これを扱うためには多くの関門がある.もしもその制御に失敗してしまえば,その被害は本当に甚大なものになる.2011/04/17
ちくわん
4
ブルーバックスなので買った。アインシュタイン関連で読んでみた。科学として、原子力発電として、原爆としての歴史。第二次大戦後の原爆保有国同士の牽制と、技術転移による拡散。巻末のカレン・シルクウッド事件、自由の国アメリカ合衆国でこんなことがあったのか。そして、チェルノブイリ、東日本大震災での福島。E=mc2、偉大なる数式であるが、相対的にみると神にも悪魔にもなる。科学の怖さを知った。2017/12/10
hiron
0
中性子で核分裂する確率、吸収する確率などと基本の式が分かりやすかった。 プルトニウムは史上最も危険な物質とは言われているが、もう少し詳しく情報が欲しかった。 もんじゅへの期待など今読むと少し時代を感じる。最新情報を盛り込んでみてはどうか?2011/05/31
ゆきまさくん
0
20数年前の本だが、細かい点を除いては、今なお内容は色あせない。メインとなるプルトニウムの性質、人体への影響がわかりやすい。特にプルトニウムが期待される役割と、恐れるべき点は何か。そしてウランとプルトニウムの違いや接点は何か。プルトニウムの有する軍事的、政治的、社会的な価値とは何か。平和目的に使うべきか、軍事目的に使うべきかは、今日も議論される古くて新しい課題である。2019/04/16