内容説明
ぼくは、のら犬。母さんはトラックで人間につれていかれた。ぼくに家族はいない。ほかの犬からはいじめられてばかり。にげだそうとして、ぼくは車にはねられた。そうして、ぼくはアナと出会った。名前もつけてもらった。ぼく、エルビスです!ぼくとアナ。いっしょにあそびまわり、いたずらをして、わらいころげた日々。それは、ずっとつづくかと思ったのに…。―のら犬エルビスが語る、人間と犬と家族のこと。犬の気もちをわかっていない、心やさしいあなたのための物語。
著者等紹介
モルレシン,ロドリゴ[モルレシン,ロドリゴ] [Morlesin,Rodrigo]
1972年メキシコシティ生まれ。何千冊もの本を手にとって、読んだり、デザインしたり、紹介したりしてきた。翻訳も手がける。初めて執筆した『エルビス、こっちにおいで』はメキシコで話題をよび、中米各国やコロンビア、エクアドル、中国、トルコでも刊行されている
きたむらさとし[キタムラサトシ]
1956年東京生まれ。絵本作家、イラストレーターとして、65点以上の本を手がけ、作品はギリシャ語、トルコ語、スペイン語、フランス語、中国語、英語などに翻訳されている。『ぼくはおこった』(評論社)でマザーグース賞、『ふつうに学校にいくふつうの日』(小峰書店)で日本絵本賞翻訳絵本賞を受賞。メキシコ、コロンビアなどラテンアメリカの国々でワークショップを行い、絶大な支持を得ている
宇野和美[ウノカズミ]
東京外国語大学スペイン語学科卒業。出版社勤務を経て、スペイン語翻訳にたずさわり、スペインやラテンアメリカの児童文学を積極的に紹介している。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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