ブルーバックス 道具としての微分方程式―「みようみまね」で使ってみよう

斎藤 恭一【著】/吉田 剛【絵】

講談社（1994/09発売）

• サイズ 新書判／ページ数 202p／高さ 18cm
• 商品コード 9784062570374
• NDC分類 413.6
• Cコード C0241

内容説明

とかくむずかしいと敬遠されがちな微分方程式ですが、最初に全部を理解してから進もうとするのではなく、とにかく本書で著者のまねをして方程式をつくり、展開してみてください。やがて、現実の現象をどうしたら方程式にのせることができるか、式の解き方も含めて、自然にわかってきます。すると、新しい視野が得られます。

目次

第１話　フラックスから始めよう
第２話　入りたまご消して出る
第３話　サイコロキャラメルと千歳飴と飴玉
第４話　ハイパーボリック・コサインをもっと大切に
第５話　触媒いろいろ
第６話　「○○なに、突然□□」ストーリー
第７話　浄水器がこわれるとき
第８話　「岩肌の塩をも溶かす流れかな」芭塩
第９話　どろんこ落としたし、麦茶飲みたし
第１０話　マヘモ美しきアナロジー
第１１話　ジワジワ現象の算術のおさらい
第１２話　おまけのスイカ冷やし

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KAZOO]

微分方程式については、私は経済学での勉強であまり違和感がなかったのですが、このような観点から説明してもらうと目からうろこのような感じがしました。特に例がかなり面白いものが多く、またイラストも多いので年齢層が低い読者でもある程度は理解可能かもしれません。

2015/03/25

[おおにし]

「入りたまご消して出る」と呪文を唱えながら微分方程式が簡単にたてられますよと、身の回りの拡散現象を例に見よう見まねで微分方程式を実践的に学べる数学入門書。私の学生時代にこの本があったらよかったのに。

2012/09/22

[naoto]

おそらく、分かりやすく、平易に書いてある、と思う。全然ダメだったけど。とりあえず通読はしてみた。最後の方で、なんかうっすら見えていた気もしないでもないが…しばらく勉強して、もう1回読んだら入ってきやすいかも？とも思う。成長せよ、自分。

2025/01/10

[うーはた]

化学工学のいい復習になった．

2014/03/05

[2n2n]

おそらく拡散方程式について日本一わかりやすく解説している本だと思う。

2011/10/01