内容説明
田中角栄に見初められ、47年寄り添って2男1女を儲けた神楽坂の売れっ子芸者が、角栄との日々を余すところなく語る。角栄との運命的な出会い、衆議院選初当選の頃、幹事長時代、総理大臣への指名、一転しての逮捕、最後の手紙にいたるまでの、二人の生活の真実。話題のベストセラー、待望の文庫化。
目次
序章 運命の男
第1章 芸妓置屋に生きる
第2章 田中びいき
第3章 素人さんの生活
第4章 戻ることのない日々
第5章 真実の重さ
第6章 最後まで共に
著者等紹介
辻和子[ツジカズコ]
1927年、東京都に生まれる。父が商売に失敗し、8歳のとき、東京・神楽坂の芸妓置屋・金満津に養女としてもらわれる。養母・辻むらのもとで芸を仕込まれ、14歳で「円弥」の名前でお座敷に上がる。踊り上手で美人、戦前から戦後の超売れっ子時代のただなか、1946年、19歳のとき、28歳の田中角栄に出会う。その後、47年間にわたって、田中角栄と人生を共にし、2男1女をもうける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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