内容説明
4年間の特派員時代に、のべ1000日を費やし、全米43州200以上の街で取材したルポの集大成!ネオコンと中道派のせめぎあいからではなく、底辺を支える「奇なる人々」からこそアメリカがわかる!評論家諸氏が絶讃し、ベストセラーになった『朝日新聞記者が書いたアメリカ人「アホ・マヌケ」論』(講談社+α新書)に先駆けて出版した、地を這うような目線で捉えたアメリカ論、待望の文庫化!新聞では絶対に読めない「危ない話」「本当すぎる話」を満載。
目次
第1章 9・11噴煙の中の真実(地獄のツインタワーへ;「ビルから人が降ってきた」 ほか)
第2章 奇なる人々(ヘルズ・エンジェルズ、血の40年;デブ差別撤廃への闘い ほか)
第3章 「アメリカ深奥部」紀行(悪魔に魂を売る十字路―ミシシッピ;鉄鎖の記憶―ルイジアナ ほか)
第4章 愛しの「負け犬」(ニューヨーク・メッツの奇跡;負け犬たちのシェイ・スタジアム ほか)
第5章 ニューヨークの泪橋(映画より面白い観客たち;五番街ではなくプロンクスで買い物を ほか)
著者等紹介
近藤康太郎[コンドウコウタロウ]
1963年、東京都に生まれる。1987年、慶応義塾大学文学部卒業後、朝日新聞社に入社。川崎支局、宇都宮支局、学芸部、「AERA」編集部などを経て、1999年からニューヨーク特派員。ロックからクラシックまでの音楽、映画、ミュージカル、文学、美術などを広く取材。全米をくまなく回って書いた名物コラム「特派員メモ」が好評を博す。「週刊金曜日」「AERA」などに定期的に寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。