講談社+α文庫
ニーベルングの指環〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062568708
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

内容説明

全曲上演に4日を要する膨大な楽曲「ニーベルングの指環」。ラインの黄金から作られた、富と権力の象徴である指環をめぐって、天上、地上、地下それぞれの世界で闘争がくり広げられるという、指環をめぐる超大作だ。上巻では、序夜「ラインの黄金」(全1幕、1854年完成)から、第1夜「ワルキューレ」(全3幕、1856年完成)までを完全コミック化。

目次

序夜 ラインの黄金
第1夜 ワルキューレ

著者等紹介

あずみ椋[アズミリョウ]
1982年「WINGS」よりマンガ家デビュー。北欧神話をモチーフとしてマンガを書き続けている

宇野功芳[ウノコウホウ]
1930年、東京都に生まれる。国立音楽大学声楽科卒業。1953年から評論活動を開始、「宇野節」と呼ばれる独特の語彙・文体で知られ、多数の信奉者を擁する。評論活動のかたわら、合唱団の指導、指揮者としても活躍する

ワーグナー,リヒャルト[ワーグナー,リヒャルト]
1813年、ドイツのライプツィヒ生まれ。1883年没。従来のオペラ形式から離れて、自作台本による楽劇を完成。ライトモチーフ、無限旋律、半音階和音などの新しい技巧を生んだ偉大な作曲家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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更紗蝦

22
本来は狂言回し的な役割であるローゲがほとんど主役といってもいい扱いになっているので、『ニーベルングの指輪』で一番好きなキャラクターがローゲである私には嬉しい限りです。絵柄は少女漫画と少年漫画の中間のような印象ですが、ローゲの主役並の扱いといい、アルベリヒとジークムントの感情描写の「熱さ」といい、全体的な印象は少年漫画のテイスト…というか、「少年漫画が好きな女性向けのテイスト」といった感じです。2015/09/25

dakuryu

3
自分の中で北欧神話とごっちゃになってたのがすっきりした。主神ヴォータンと人との間に産まれた双子の兄妹ジークムントとジークリンデ。二人は生き別れるが運命の再会を果たして結ばれる…。神話だから双子でも無問題なのかと思いきや結婚の女神の怒りに触れ引き裂かれてるのが興味深い。二人の子供が有名なジークフリートです2011/06/10

あにこ

2
作曲家のワーグナーがここまで壮大な物語を作り出せるものだろうかと驚いていたが、どうやら中世の叙事詩「ニーベルンゲンの歌」が大方下地になっているようで、古式ゆかしいストーリー展開にも納得。■宮崎駿が何かのエッセイでこの作品に影響を受けたと言っていたので、興味を持った。数日間にもわたる歌劇なんて絶対に堪えられないので、漫画でショートカットする。■■ニーベルングって何やねん、と長年謎に思っていたが、侏儒族のことだったのか。2019/06/24

ZEP

2
ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」の漫画化です。上巻には「ラインの黄金」「ワルキューレ」が収められています。「ニーベルングの指輪」はあらすじを何度読んでもなかなか理解できないので、観劇の予習用にはお薦めです。ただ、宇野功芳の解説は相変わらず独善的なクナッパーツブッシュ礼讃で、いささか辟易します。2014/11/15

ととろ

2
池田理代子版、里中満智子版と読み比べてみて、最も絵のタッチが現代的で読みやすく、ストーリーが整合しているのがこのあずみ椋版。ただ、登場人物の造型が美化されすぎていて、アルベリヒや巨人族の醜さが描かれていない気もする。冒頭の宇野先生による原曲解説もなかなか参考になる。2010/10/04

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