講談社+α文庫<br> プロレス影の仕掛人―レスラーの生かし方と殺し方

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講談社+α文庫
プロレス影の仕掛人―レスラーの生かし方と殺し方

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062568135
  • NDC分類 788.2
  • Cコード C0195

内容説明

「猪木さん、ここの場面では、ドロップキックを使ってください」「嫌だよ、高橋。お前、俺のしょっぱいドロップキックをファンに見せて、笑わせるつもりなんだろう」プロレスを成立させているのは、レスラーの存在だけでない。そこには、リング外で暗躍する数多くの黒幕たちがいるのだ。25年以上、レフェリー、マッチメイカー、外国人レスラー担当、審判部長として、アントニオ猪木らの試合を影で演出してきた男が、その目で見てきた仕掛人の実態を激白。

目次

第1章 世紀のビッグマッチの仕掛け方(不自然な試合に見え隠れする舞台裏;情報網なくしてマッチメイカーにはなれない ほか)
第2章 興行会議という名の演出会議(致命的だった外国人選手不足;馬場さんより猪木さんを選んでくれた坂口さん ほか)
第3章 セメントマッチの限界(真剣勝負だったアリ戦が「世紀の茶番」と評される理由;プロレスラーはキックボクサーでも柔道家でもない ほか)
第4章 無限に増えていくプロレス必殺技の謎(なぜバーリ・トゥードでブレーンバスターが見られないのか;美しかったのは、やはりルー・テーズのバックドロップ ほか)
第5章 マッチメイクとチャンピオンベルトの不思議(なぜ日本チャンピオンベルトが存在しないのか;ベルトが移動する条件 ほか)

著者等紹介

ミスター高橋[ミスタータカハシ]
1941年、神奈川県横浜市に生まれる。柔道三段。パワーリフティング・ヘビー級初代日本選手権者。プロレスラーとしてもアジア各地を転戦する。1972年、レフェリー兼外国人レスラー担当として、草創期の新日本プロレスに入団。以来25年余にわたりメインレフェリーとしてアントニオ猪木らの試合を2万試合以上裁き、一時期はマッチメイカー、審判部長も務める。1988年、現役レフェリーを引退
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッピー

5
強い選手を見たい。これはファンの心理の第一だ。しかし、強ければそれでいいのか。選手の置かれた立場や抱えた鬱屈を演出し、選手の背景を作り、ストーリーに沿った戦い方をする。それによりファンは選手に感情移入することができる。これってつまり、ドラマの出来に一喜一憂するテレビっ子やアイドルおたくと変わらないってことかもしれない。“「プロレスという興行は、地方地方を回り、テレビで知っている顔の選手がテレビで見たことのある技を出すのをファンに見てもらう。そんな仕事なんだ」馬場さんが一貫して守り抜いた哲学がそこにある。”2018/05/16

ジュンジュン

5
マッチメイカー(仕掛け人)を掘り下げるというより、前著「流血の魔術~」の続編といった内容。暴露本ではあるが、リスペクトも感じれ、とてもニュートラルな印象をうける。2018/04/11

nobody

3
「プロレスは演出されたショーであり、筋書きのあるエンターテインメント」だからWWEのようにカミングアウトすべきというのが持論のこのバカは、「最強のショー」「特殊なスポーツ」という己の言葉自体が矛盾してるのに気がつかない。ならば「選手」「試合」だのスポーツを思わせる言葉は一切使わぬことだ。プロレス最強説は「ファンが勝手に信じ込むようになったこと」で、「セメントのどこが面白い」。マッチメイカーの全能感に浸ってるに過ぎない。自分でも言ってるが行き当たりばったりに陥るだけだ。「ヒールのレフェリー」とは狂っている。2016/07/02

ドドイツ

2
馬場を持ち上げ自分を見捨てた新日を貶めたいだけなのかも。三沢が馬場の死後すぐにノアを立ち上げたのは馬場夫妻の闇から逃れる為かもしれませんね。テレビ局も三沢側に乗っかったし。2016/09/13

kenkou51

2
「流血の魔術最強の演技」の続編。プロレスは強さだけでなく上手さも必要と言っているわりに前作から藤波辰爾をけなしているのは疑問は残る。2015/04/06

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