内容説明
「うつは心のカゼ」といわれる現代、誰でもうつになる可能性はある。「うつになったら毎日どうなる?」「もう立ち直れないのでは?」うつになる前に、そんな不安は解消しておこう。子供のころから何度も襲ってくる「そう・うつ」と、丁々発止と60年もわたり合ってきた達人に学ぶうつ撃退の極意!生真面目な人にこそ必要な「人生の立ち直り方」のコツもご提供。
目次
1 誰でも「うつ」になる
2 私の「うつ」のはじまり
3 「そう」と「うつ」を行ったり来たり
4 私の「うつ」撃退法
5 「うつ」をあなどるな!
6 「そう」モードで闘争開始
7 初めての神経科通い
8 疲れたら好きなだけ休めばいい
9 「うつ」と上手に付き合う
著者等紹介
谷沢永一[タニザワエイイチ]
1929年、大阪府に生まれる。1957年、関西大学大学院博士課程修了。関西大学文学部教授を経て、1991年に退職。関西大学名誉教授。文学博士。サントリー学芸賞、大阪市民表彰文化功労、大阪文化賞受賞。専攻は日本近代文学、書誌学。社会評論でも活躍
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感想・レビュー
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ホークス
10
「うつ病」との戦いを中心にした著者の自伝。大学勤務時代に対立した人物を実名で叩くは、今お世話になってる病院にこれまた実名で文句を付けるはで、全体に「罵る」感じが強烈。しかしクレーマーにはならず、仕様のない爺さんだなぁという感じ。それは、実績や経験の裏付けもあるが、とことん議論する姿勢があるからだろう。「みんながこう言っている」「そういう空気だから」などとは死んでも言わない。そこが好きな所だけど、「そううつ」の波のせいか、この人の本は文句なく面白い時とさっぱり解らない時がある。2015/08/15
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- 和書
- 山麓亭百話 〈中巻〉