内容説明
贈収賄を繰り返し、ワイロに群がる政治家・官僚・経営者たち。こんな権力者たちの目にあまる腐敗が日本を衰退させる!東京佐川急便事件で、日本のドン・金丸信を追及できなかった特捜部に市民の怒りが爆発。「権力者に目をつぶる腰抜け検察」と罵倒され、「政治家に尾を振る特捜犬」と落首された。検察の威信は地に墜ちたが、検事たちは深く静かに捜査を潜行させていた。特捜検察の意地をかけた復讐が始まった。
目次
第8章 謀略
第9章 疑惑裁判
第10章 惜別
第11章 混沌
第12章 新時代の胎動
第13章 強運の星
終章 新たなる闘い
著者等紹介
山本祐司[ヤマモトユウジ]
1936年、中国・奉天市(現・瀋陽)に生まれ、山口県萩市に育つ。早稲田大学法学部を卒業し、毎日新聞社に入社。10年間司法記者クラブに在籍ののち社会部副部長、横浜支局長を歴任。社会部長時代の1986年、脳溢血で倒れるが“奇跡の生還”を遂げ、懸命のリハビリを続け8年がかりで『最高裁物語』の執筆に挑み、同書で1995年度、ジャーナリスト界最高の賞とされる日本記者クラブ賞を受賞。ペンを衝き動かす記者魂は燃え続け、フリーライターとして活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinupon
5
上巻に続いての感想です。今回は政治家・官僚・経営者ですが、当時の逮捕時のことが改めてよくわかります。2012/06/19
はび
0
「国家にとって有用な人材は汚職のような低次元のことで葬ってはならぬ。それは国家の損失だ」といういわゆる「国家有用論」と、「巨悪は眠らせない」(主に)東京地検特捜部の攻防のドキュメント、なのだが、筆者の類著「最高裁物語」に比べて、幾分か思想が前面に出ており、文書はかなり読みにくい。もともとは何かに連載されていたのかわからないが、毎章同じような話が出てくるので、それもまた理解を妨げている。テーマは興味深いだけに、使命感ありきで暴走気味の文章はやめてほしかった。中身は、戦前から2000年代直前くらいまでの2023/01/01
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