講談社+α文庫
無法経済の主役たち―「頭取・社長」という名の不良債権

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  • サイズ 文庫判/ページ数 364p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062566353
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C0195

内容説明

2002年4月1日、ペイオフの凍結が解除され、預金者は「自己責任」を求められることになった。しかし、個人に自己責任を求める銀行には責任感が欠如している。銀行だけにとどまらない。経済・産業界にはモラルハザード(倫理の欠如)が蔓延している。税金で救済されながら高額退職金を平気で受け取る大銀行の頭取、債権放棄を受けて乱脈経営の責任から逃れる大企業の社長―。いまや巨大な「不良債権」と化した経営トップの責任を徹底的に追及する。

目次

序章 みずほ銀行「失墜」
第1章 「頭取」という名の不良債権
第2章 悪徳経営者が跋扈する―民事再生法は天下の悪法
第3章 野垂れ死にする企業―“貸し剥がし”の現場報告
第4章 不正抑止力のない会社は潰れる―雪印、丸紅の教訓
第5章 経営責任とは何か
終章 いま、そこにある危機

著者等紹介

有森隆[アリモリタカシ]
経済ジャーナリスト。1945年生まれ。1969年早稲田大学文学部卒業。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている
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