内容説明
スターを楽しもう!映画を観るなら、これに限る。大物は大物なりに、小物にもそれなりに観る価値があるものだ。演じる向こうにかいま見える、彼らの人間性にまで鋭くツッコミを入れるミチカ節に、思わずなっとく、言いたい放題に抱腹絶倒。
目次
バク系の横顔を持つ男―ジョン・タトゥーロの巻
黙って微笑めばアイドル顔。本音の表情で有望株―ウィノナ・ライダーの巻
老けがまったく表面化しない“小鹿のバンビちゃん”―ロザンナ・アークェットの巻
のし上がるために何だってやっちまうガッツ女優―シャロン・ストーンの巻
いそうでいない、一番使い回しのきくタイプ―ミシェル・ファイファーの巻
ダイコン役者の危険を乗りこえたブロンド美人―キム・ベイシンガーの巻
初恋はピンク色カップル―モリー・リングウォルド&アンドリュー・マッカーシーin『プリティ・イン・ピンク』
輪ゴム口を持つイノセントな女優―ローラ・ダーンの巻
ピッタリめのスーツがキマる、憎めない安っぽさ―アレック・ボールドウィンの巻
悪玉、善玉、両方に使えるブルーアイ―レイ・リオッタの巻〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃんondrums
20
久しぶりに再再…読。もはや20年以上前のネタだから、ちょっと古い。今や大物になったなぁのレオナルド・ディカプリオ、姿が変わってしまったジェイムス・スペイダー。英国俳優がほとんど取り上げられていなかったのね。独断に満ちていたけど、彼女から影響を受けてしまってる。2018/04/30
タミイ
4
石川三千花さんが気になるスター俳優たちについて綴ったシネマエッセイ。20年以上前の本なので、今では大物な俳優が当時はまだ若くて青い印象だったり、逆に「懐かしい〜この頃この人売れてたなー」という俳優もいて、石川さん自身もあとがきに書いているように、スター稼業の厳しさを知る思いだ。映画好きの友達と映画談義で盛り上がっているかのように楽しく笑って読めるのが石川エッセイの良さ。「トップグループには入っているけれど今ひとつ」と評されているイーサン・ホークはここ最近とてもいいと思うけど石川さんはどう思ってるかな。2016/12/25