講談社+α文庫<br> 監督の条件 決断の法則

  • ポイントキャンペーン

講談社+α文庫
監督の条件 決断の法則

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062562966
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0195

内容説明

勝負に対する冷静な判断力、機をとらえた戦術眼で、誰もが認めた「希代の知将」。キャッチャー出身の監督ならではの野球のとらえ方と、コーチとして長年の修業から培った、その卓越した野球理論。これらを駆使して“勝ち続けるためのセオリー”を作り上げた指導者としての数々の苦心。監督時代、6割を越える抜群の勝率を誇った男の「勝負への哲学」を明かす―。

目次

第1章 勝ち続ける中での指導者の条件(監督の野球観が勝負に大きく影響する;監督は最悪の形から予測する“危機予知能力”を身につけろ;監督が工夫を楽しめるかが勝ち続けることにつながる ほか)
第2章 必勝を期すリーダーの心構え(自らに勝つ闘いをすることが、チームが勝つことの持続につながる;勝利から見つける反省が「常勝」への道;監督に天分はいらない ほか)
第3章 選手の「自助力」を育てる監督の役割(常勝運団に必要なものは「自助力」だ;選手の「自助力」を鍛えるのが監督;「自助力」を育てる法則 ほか)
第4章 相手が恐れる闘い方の法則(偶然性を切り捨てた1点へのこだわり;「態度や表情」も闘いの強い武器のひとつになる;計算された“勝ち”の法則 ほか)
エピローグ 常勝チームを率いるための基本(勝ったり負けたりするリズムが勝ち続けるコツだった;水に水路を指し示すのが監督の仕事だ;メモは一晩置いてから取る ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッちゃま

19
当時、森監督が率いる西武はまさに常勝軍団。いやホント悔しいくらい強かったです。どこが違うのか?どんな風に考えていたのか?森氏の言葉で知りたかった事もあり、ブックオフで見つけた時は嬉しかったです。時は流れ、随分と前の話しではありましたが当時からの巨人ファンとしてフンフンと楽しめました。まあ〜やけど、点差あって勝っててもバントで送って追加点して相手のヤル気を完全に削ぐってのは…当時の評価もナルホドかとも感じました。そんな風に叩かれても常勝を目指すなら、それも戦術なんでしょうなぁ〜確かにやられたら腹たつしね。2019/03/29

ようはん

16
黄金期西武の指揮官であった森祇晶氏の著書。当時の西武といえば管理野球というイメージはあるが実際は月曜日のオフは選手の自由に任せる、選手にそれぞれ自らの役割を認識し、課題を克服して常勝球団のプロフェッショナルとして生きる「自助力」を身につけさせていたという話でライバルであり盟友であるノムさんの教えにも共通する所も結構見受けられる。1992年の西武対ヤクルトの日本シリーズ辺りのエピソードではシリーズ前にマスコミを味方につけるノムさんの得意の戦術を素直に褒めていたのが微笑ましかった。2020/12/04

katoyann

15
西武ライオンズを9年間指揮し、8度のリーグ優勝に導いた名将による采配論。充実した投手陣を軸とした守りの野球を標榜して、堅実なプレーをチームに求めてきたという。プロの戦力は拮抗しているため、僅かなプレーの綻びが結果になって現れるからだ。長いペナントレースを勝ち抜くチームを作るコツは、連敗を避けられるようなローテの組み方や一点を確実に取りに行く攻撃の緻密さにあるという。攻守にバランスの取れたチームを作り、勝敗の計算も巧みだったことが分かる。また、負けても選手を決して責めなかったという態度も立派だ。2024/04/22

黒頭巾ちゃん

2
▼信念を持つ▼本当に戦う相手は自分自身▼勝ちゲームに反省をする▼情熱的ではなく冷静であれ▼人はお金だけで動かない やった仕事を評価してもらうことが必要▼建設的であるより反省的であれ▼情にほだされないこと▼リーダーは格好悪い仕事と思うこと▼確実な情報を最優先に伝える▼昔の話をしない。昔は昔、今は今▼会社の看板を背負ってることを自覚させる→自助力▼私情を交えず 報酬で反映▼勝つためには確実性を重んじる▼脇役が大切にされ 誇りを持って戦う組織 こそが一流▼監督はチームの縁の下の力持ち2023/04/23

rubbersoul

0
「現状維持はマイナスである」2021/03/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/585111
  • ご注意事項

最近チェックした商品