内容説明
「明日も生きてモーツァルトを聴こう」。重い病の床で、それだけを頼りに著者は闘病生活を続けた。「だって好きなんだもん」。子供たちは数あるレコードの中からいつもモーツァルトを選んだ。―モーツァルトの音楽のもつ不思議な力、従来のモーツァルト像とは違った天才のもう一つの表情を豊富な文献や自らの音楽体験を通して描き出した名著。
目次
第1章 生きるとは、モーツァルトを聴くこと
第2章 モーツァルトはいつもそばにいてくれる
第3章 オペラにはモーツァルトの愛があふれている
第4章 モーツァルトの無類に美しい音符たち
第5章 重症のモーツァルト病にかかった人びと
第6章 女たちはモーツァルトに何を与え、何を奪ったか
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