内容説明
動物たちはよりよい子孫を残すというたった一つの目的のために、子育てのどんなプロセスもおろそかにしない。子をなめ、乳を与えるのは母であり、巣を守り、家族を養うのは父であるという原則を忠実に守りながら進化を重ねてきた。爬虫類から哺乳類まで、長い年月と自然が育んだ動物の子育てには、人間が忘れてしまいがちな温かい「家族」の基本が潜んでいる。
目次
第1章 進化の不思議、親子のつながり
第2章 最初の絆―母と子
第3章 はかない存在、父親の役割
第4章 巣立ち、子別れへのプロセス
第5章 夫婦の絆はどこからきたか