内容説明
人間らしく生きる、とはどういうことなのか。幸せを求め願って結婚したはずなのに、寂しさ、不安、不満、不信の感情を拭えないのはなぜなのか。夫との心の離反をくい止められず、アルコールに溺れ、夫以外の男に走った妻たちの哀しみや苦しみ…。揺れ動く女性の生き方を綿密な取材と見事な心理分析によって書きあげたロングセラー、待望の文庫化。
目次
第1部 妻たちの思秋期(無言劇;主婦のブルース;紫色の情景;X先生との対話;読者の投稿から)
第2部 妻が夫を捨てるとき(黒い河;凍える家;霧の中で;X先生との対話;読者の投稿から;取材ノート)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Mizukami
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人間らしく生きる、とはどういうことなのか。幸せを求め願って結婚したはずなのに、寂しさ、不安、不満、不信の感情をぬぐえないのはなぜなのか・・・ 自分自身の現実を正面から見つめ、漠とした空虚感、孤独感に苦しむ女性達の心理が緻密に描かれており、我が未来のようにドキドキしながら読んだ・・・あまりのダメ夫に倒れそうになったり・・・。。 「結婚するときに、夫婦でどういう結婚生活を実現させるか」「結婚とは何か」というお互いの考え、価値観が共有できないとお互いが幸せな結婚生活を継続させるのは難しいのだなぁ・・。2012/05/10
いもこ
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その他読み物。家にあったので読んだのですが、テーマが自分とは全く重なることがないルポタージュで困った。なんも共感できなかったなぁ。「へーそうですか・・・」という感じ。2010/03/02
ぞだぐぁ
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共同通信が加盟する新聞に配信していた『日本の幸福』の1部と2部を纏めて、反響の手紙やコメント等を加えた本。 稼ぎのある旦那さんと結婚して専業主婦になったけど、なんだか夫に満足できなくて……って話とそれについての意見とか。 同情したり自分も同じだと共感する意見から、贅沢な悩みだとか我慢しろって言うだけでなく掲載するのが不適切だなんてのもあったらしい。 モーレツに働いて家のことがまるでできない旦那を強制する会社とかへの批判もあり、あんまり古さを感じなかった。2024/12/06
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