内容説明
本書は、生活活動の源である「酸素化」に障害がある人間の全人的反応に焦点をあてた看護実践の本である。単に生理的反応のみならず、自己概念、相互依存、役割機能という様式にも目を向け、バラバラにではなく、統合体としての「人」を、まるごとみていくという意図のもとにまとめた。
目次
1章 ロイの適応モデルによる看護過程
2章 酸素ニードと生体の適応
3章 酸素化の障害と心理・社会的適応
4章 酸素化における看護診断
5章 看護診断プロセスとケア1―気道浄化不良(無効な気道クリアランス)
6章 看護診断プロセスとケア2―心拍出量の減少
7章 ケーススタディ(事例研究)―酸素化に障害のある患者の看護