ヤイレスーホ

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ヤイレスーホ

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062210546
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

「天山の巫女ソニン」シリーズの菅野雪虫の最新作。アイヌ神話をモチーフにしたビルドゥングスロマン『チポロ』、ここに堂々完結!【対象:小学校高学年以上】
「天山の巫女ソニン」シリーズでニュー・ファンタジーの旗手としての地位を確立した菅野雪虫が、アイヌ神話をモチーフに描いた長編ビルドゥングスロマン『チポロ』。あのときの少年と少女、そして神々に、また会える!!

力も弱く、狩りも上手くはない少年・チポロと、姉のような優しさで彼の世話を焼く少女・イレシュ。魔物たちにさらわれたイレシュを救うために、、チポロは弓の腕を磨き、北のさいはての港町・ノカピラへと向った――。

これは、チポロがイレシュを取り戻した旅から、数年経った世界のお話。
あのときイレシュをさらい、彼女に触れたものを凍らせる魔力を与えた蛇の魔物・ヤイレスーホがこもる雪山の洞窟に、ぼろぼろの身なりをした少女が現れて言った。
「ねえ。あたしも、その『呪い』が欲しいんだ」
魔力を求める理由を少女・ランペシカから聞いたヤイレスーホは、少女を連れ、イレシュ、そしてチポロが暮らすコタン(村)へと向かう。
ヤイレスーホ、イレシュ、そしてチポロが、復讐心にとりつかれた少女に対して示した答えは何だったのか――。

「迷うこと」「つぐなうこと」「ゆるすこと」……。人が生きるうえでぶつかる、どうにもならない思いや感情を描ききった、たしかな児童文学の誕生!

序   ツルの神の語り
一、  二人の神
二、  眠る蛇
三、  来訪者
四、  ランぺシカの話・その一
五、  ランぺシカの話・その二
六、  ランぺシカの話・その三
七、  ランぺシカに話・その四
八、  ススハム・コタン
九、  招かれざる客
十、  普通の人間
十一、おだやかな日々
一二、姉と弟
十三、再びノカピラへ
十四、旅の道連れ
十五、再会
十六、裏切られた思い
十七、迷い
十八、願い


菅野 雪虫[スガノ ユキムシ]
著・文・その他

内容説明

力も弱く、狩りも上手くないチポロが、魔物にさらわれた幼なじみの少女・イレシュを取り戻してから数年後。あのとき、イレシュに魔力を与えた蛇の魔物・ヤイレスーホのもとに、『呪い』の力を授けてほしいと、一人の少女が現れた。父の仇を討ちたいと望むランペシカに、ヤイレスーホ、イレシュ、そしてチポロが出した答えとは―。「迷うこと」「つぐなうこと」「ゆるすこと」…。人が生きるうえでぶつかる、どうにもならない思いや感情を描ききった、たしかなファンタジーノベル!

著者等紹介

菅野雪虫[スガノユキムシ]
1969年、福島県南相馬市生まれ。2002年、「橋の上の少年」で第36回北日本文学賞受賞。2005年、「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞し、改題・加筆した『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』でデビュー。同作品で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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七色一味

35
読破。『チポロ』の続編。前作を覚えていなくても、序でのツルの神とミソサザイの神の会話から、前作のアウトラインが掴めるようになっている。ハッピーに終わったかに思えた前作も、ヤイレスーホが残した傷跡は生々しく、全てがハッピーだったわけではないということがわかる。カバーの袖にもある不穏な言葉。神とは?魔物とは?人間とは?ラストははっきりとほろ苦な味わい。でも、人間的だな。2018/09/11

バニラ風味

25
一人きりの肉親を失った娘、ランペシカは、自分も父も騙され、遺品さえも奪われたと知ると、復讐に燃える。噂をたどり行き着いた先は、ヤイレスーホ。彼から力を与えられれば、復讐できるのだ。だが、人間に化けることもできる蛇のヤイレスーホは訳を知ると、ランペシカを連れてイレシュの元へと向かった。受け入れられぬ事が起こった責任を、他人のせいと考えるか、自分の責任と思うか、それとも運命と諦めるか。神と人間、その狭間と、それぞれの生き方を考えさせられます。2018/08/21

ときわ

19
私が女神様みたいだと思っていたイレシュ。私は前作でちょっとだけヤイレスーホが好きだったので、頑なに彼に憎しみをぶつけるイレシュに、もう許してあげたら?と思ってしまった。でもいつだったか現実に、子供のころ誘拐され長期間監禁されていた少女が救出された事件。彼女と家族は、犯人のことは顔も見たくない、話も聞きたくない、一生刑務所から出てこないで欲しいと言っていた。イレシュは同じような被害にあったのだ。女神ではなく人間なら当然なのだろう。ランペシカが叶えてあげた願い。哀しいけれど、ランペシカありがとう。2019/06/26

杏子

18
勤務校に入れた本書をやっと読んだ。せつない物語だった。ヤイレスーホに魔女にしてもらおうとやってきたランペシカの話だが、結局ヤイレスーホの話になっている。イレシュへの思いを考えると……。ランペシカは、イレシュとは違う。魔女になりたいと思ったきっかけも、何かなぁ、という感じ。大人になったチポロも途中から登場してきて話に絡んできた。ミソサザイの神とのかけあいのようなやり取りが唯一楽しかった部分だった。続編の『ランペシカ』も入手しないと!2021/09/19

さよ

15
感動しました。人間のようになりたいけど、どうしたって人間を悲しませてしまう。ヤイレスーホの孤独が辛い。ランペシカの今後が気になります。2022/10/02

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