出版社内容情報
みんな、寂しさとか悲しみとか、ひとつひとつ違う名前の荷物を抱えている。中学生のリアルな心のゆらぎを描いた、泉啓子待望の新作!「ストーリー」「アジサイが咲いた」の2話構成です。
「ストーリー」
主人公は中2の梨乃。シングルマザーのお母さんが、8歳年下のカレシ、ニッキこと二木と別れたと言う。
ニッキのことを、すっかりお兄ちゃんみたいに感じていたのに、突然もう会えないなんて……。
でも、ママがニッキと出会うずっと前、わたしがお腹にできたことがそもそもいけなかったの?
もやもやしたまま、一人で街に出た梨乃は、偶然同じ学校の男の子に出会う。空気を読まないけど、なんだかにくめない彼の様子に、少しずつ心がほぐれていき??。
「アジサイが咲いた」
咲希は中2のとき、おねえちゃんの高校の都合で、引っ越しをすることになった。
新しい環境に不安を覚える咲希だが、新しい学校になんとかなじむことができた。でも、変化に適応できなかったのはお母さんのほうで、しだいにふさぎこむようになっていく。
そんなとき、アジサイの咲く路地で、偶然クラスメイトのナル君に出会う。花の話を通して距離を縮めたふたりは、秘密の路地でたびたび会うようになる。
でも、そのナル君には「年上の彼女」のウワサが??。
泉 啓子[イズミ ケイコ]
著・文・その他
内容説明
今、初めて「自分」に出会う、13歳の梨乃と咲希、ふたりの少女の物語。
著者等紹介
泉啓子[イズミケイコ]
デビュー作の『風の音をきかせてよ』(岩崎書店)で、日本児童文学者協会新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りお@積読本増加中
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