出版社内容情報
不登校の高校生。生徒のいじめを見て見ぬふりをする教師。退屈すぎて死にそうな彼らの日常に、ふとしたことからきらめきが降り注ぐ。いじめられていたわけではなく、学校ではむしろうまくやっていた僕。ある日、面倒臭くなり、仮病を使って学校を休んだら、そのままずるずると学校に行けなくなってしまった。まさか自分が引きこもりになるなんて! 退屈な日常。暇つぶしのためにTwitterでつぶやく。
そんな僕のツイートによく反応してくれるユーザーがいた。どうやら女らしい。日に日に会いたい気持ちが高まってくるけれど、「会いたい」の一言がすべてをぶっ壊すのではないかとぐるぐる考えこんでいた。そんなある日、彼女と唐突にあうことになる。僕の恋心ともつかないかない感情はどんどん高まっていく。
運良く教員採用試験に受かり、なんとなく高校教師になった俺は、生徒がいじめられているのを知っても見て見ぬふりをした。そんなある日、泥酔して記憶をすっとばしてしまった俺は、気がついたら風俗で見知らぬ女と向き合っていた。
橋爪 駿輝[ハシヅメ シュンキ]
著・文・その他
内容説明
青春の終わりは、確実にある。“あの頃”のわたしたちのすべてが、ここに。
著者等紹介
橋爪駿輝[ハシズメシュンキ]
1991年熊本県生まれ。横浜国立大学卒業。執筆は高校生の頃から始めた。デビュー作は『スクロール』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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刹那
4
連作短編集。おもしろかったー!2時間ぐらいで一気読みー!2018/07/27
勉誠出版営業部
2
橋爪駿輝さんの『楽しかったよね』を読了。連作短編集。表紙にも書かれているように、青春モノですが、短編集だからなのか、どことなく表層的な感じを受ける。2018/11/20
けろん
1
スクロールが面白かったので橋爪さん二冊目。高校時代特有のモヤモヤと悩みが詰まった小説。高校時代には戻りたいようで戻りたくない。こういうの読むと今の自由さの方がよっぽど良い。担任の町田先生は保健室の太田先生と付き合ってるけど風俗に行っているということ?2020/02/25
しろぴ
0
さっと流し読み。 そんなことってあるか?と思ったり、こういう感情は感じたことあるな。と思ったり。ただ自分が読みたいものは この中になかった。2019/09/21