悪童(ワルガキ)―小説 寅次郎の告白

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悪童(ワルガキ)―小説 寅次郎の告白

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062207294
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

日本映画史上、最大のヒーロー「寅さん」。1969年の第1作以来、特別編を含む全49作が公開された映画『男はつらいよ』シリーズは、いまなおひんぱんにテレビ放送されるなど、その人気はまさに“永遠不滅”級!
本作は、2011年1月より2年間にわたり全50巻が刊行された『寅さんDVDマガジン』に連載された、山田洋次初の小説「けっこう毛だらけ 小説・寅さんの少年時代」を改題、改稿の上、大幅加筆した単行本作品。
「2・26事件」の朝に帝釈天に捨てられたという衝撃の誕生秘話から柴又を飛び出すまでの十数年を、隠居中?それとも旅先? とにかく元気な寅さんがほろ酔い気分で語ります。
育ての母親に実の父。早逝する兄や出征する恩師たち、そして青ばなをたらした友人たち……。映画シリーズには登場することのないキャラクターたちが、笑いと涙の物語を奏でます。
え!寅さんの名付け親はあの人だったの!!!
御前様が禁断の恋を?
タコ社長のために寅さんが敵討ち?
東京大空襲でおいちゃんとおばちゃんは……。
さくらは昔から寅さんより賢かった!!(笑)
映画でおなじみの柴又の面々の衝撃エピソードが
次々明かされていきます。
瞼の母のお菊、あの散歩先生も登場。映画の中の出来事とクロスオーバーしていく新たな真実……。
さらにさらに、つい最近、生まれて初めて健康診断に行ったという寅さんは……。

最後の映画『寅次郎 紅の花』から23年。寅さんが活字になって帰ってきた!
ファン待望にして騒然の一冊!

山田 洋次[ヤマダ ヨウジ]
著・文・その他

内容説明

本書は、『男はつらいよ 寅さんDVDマガジン』に連載された「けっこう毛だらけ 小説・寅さんの少年時代」を改題、改稿のうえ加筆し、単行本としてまとめたものです。

著者等紹介

山田洋次[ヤマダヨウジ]
映画監督、脚本家。1931年大阪府生まれ。54年、東京大学法学部卒。同年、助監督として松竹入社。61年『二階の他人』で監督デビュー。69年「男はつらいよ」シリーズ開始。他に代表作として、第一回日本アカデミー賞最優秀監督賞を含む8部門受賞の『幸福の黄色いハンカチ』(77)、第26回日本アカデミー賞14部門受賞『たそがれ清兵衛』(2002)などがある。また07年以後は、歌舞伎や演劇作品の脚本・演出なども手がける。12年には文化勲章受章。『悪童(ワルガキ)―小説 寅次郎の告白』が初小説となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムトモ

97
少年寅次郎があまりに素晴らしいドラマだったので原作を読む。この細切れの原作をよくもまぁ〜〜あんな素敵なドラマにしたもんだ…が感想👍👍👍遠い未来朝のテレビ小説で映像化してください🙇‍♂️(ノ-_-)ノ~┻━┻原作よりドラマがおすすめです〜〜2019/11/25

おさむ

34
今朝の朝刊に、来年放映の「男はつらいよ復活版?」にゴクミが出演するという記事が出ていた。シリーズ後半のマドンナ役はゴクミが定番だったが、その色がつきすぎるのを嫌っていたとの説もあった。渥美清さんが亡くなってからもう20年超。もう思い出だからこそ出演するという事なのかな。本著は、今なお山田洋次さんの心の中には寅さんが生き続けていると教えてくれる本。寅さんの若き日のエピソードを、あのいつもの流暢で人情味ある口調で語っています。言葉を追ううちに、渥美さんの声が聞こえてくるようで、不思議ですね。2018/11/02

テクパパザンビア

30
面白かった。テレビで少年寅次郎を見てこの本を知った。車寅次郎、寅さんのイメージが強烈にあるから様々なスピンオフも可能なんだろうなぁ。第50作目が2019/11/04

kinoko

16
寅さんのおかあさん役が井上真央ちゃんでドラマがはじまった。寅さんは父親と芸者さんの間の子。産まれた直後に棄てられたところを寅さんのおかあさんが拾い愛情たっぷりに育てた。クソ親父はずっとクソなのに。そんな慈母のようなおかあさんが素敵過ぎ。人としてどう生きたいかという理想のような人です。友だちたちや先生方、御前様やおいちゃん、おばちゃん、さくら、たくさんの個性的な人たち。古き日本の下町の風景や江戸っ子気質や人情も見える。笑えるし涙があふれるし、ぜひたくさんの方、子どもたちにも読んで欲しい本です。2019/10/24

gachi_folk

15
幼き頃の寅さんは、やっぱり寅さんだった。 妙に情深かったり、喧嘩っ早かったり、可愛い子に目がなかったり…。インテリを毛嫌いしちゃいないが、インテリみたいな奴は大嫌い。寅さんは小さい頃からずっと寅さんなのであった。またあの口上が聞きたい。「焼けのやんぱち、日焼けのなすび、色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たないヨときた!」2019/03/10

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