もしも魔法が使えたら―戦争孤児11人の記憶

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もしも魔法が使えたら―戦争孤児11人の記憶

  • 星野 光世【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 講談社(2017/07発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 170p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784062206556
  • NDC分類 K916
  • Cコード C8095

出版社内容情報

もしも魔法が使えたら、どんな貧しい家でもいい。父さん、母さんがそばにいるふつうの家庭に行ってみたい!戦争孤児11人の記憶。伝えたい、戦争の「もうひとつの真実」を

83歳の主婦が、自らと10人の戦争孤児の体験を
絵と文章にして、子どもたちに語る活動をしています。
悲惨な記憶が、永遠に過去のものであり続けるために――。

もしも魔法が使えたら
お母さん、あなたに会いたい!

戦争孤児12万3000人、彼らがどう生きたか、知っていますか?
東京で、山形で、神戸で、空襲により孤児となった11人の少年少女たちの「生きるための戦い」。

【解説より】
苦しみに耐える子どもの顔は、あまりにも優しい。この絵本の魅力は、残酷な現実にもかかわらず、生き抜く子どもたちの美しい表情との対立にある。
野田正彰(ノンフィクション作家・精神科医)

「疎開したおわん」 星野光世
「ほたるの池」 永田郁子
「見えない母に支えられて」 山田清一郎
「プールで九死に一生を得る」 高橋喜美子
「なーんだ、おまえなんか」 柳田守男
「セーター30円で買ってやるよ」 米川 琴
「雪の夜に冷たい水をかけられて」 吉田由美子
「孤児の運命」 村田温子
「馬小屋で寝る弟」 児島 武
「1本のサツマイモを分け、命をつなぐ」 金子トミ
「トラックで棄てられた、わたし」 山本麗子


星野 光世[ホシノ ミツヨ]
著・文・その他

内容説明

東京大空襲、親を失った戦争孤児は、どう生きたのか?子どもたちに伝えたい戦争の真実。83歳の主婦が描く11人の戦争孤児の体験。

目次

「疎開したおわん」(星野光世)
「ほたるの池」(永田郁子)
「見えない母に支えられて」(山田清一郎)
「プールで九死に一生を得る」(高橋喜美子)
「なーんだ、おまえなんか」(柳田守男)
「セーター30円で買ってやるよ」(米川琴)
「雪の夜に冷たい水をかけられて」(吉田由美子)
「孤児の運命」(村田温子)
「馬小屋で寝る弟」(児島武)
「1本のサツマイモを分け、命をつなぐ」(金子トミ)
「トラックで棄てられた、わたし」(山本/麗子)
もしも魔法が使えたら

著者等紹介

星野光世[ホシノミツヨ]
1933年(昭和8年)、東京生まれ。1945年(昭和20年)の東京大空襲で、両親と兄妹の4人を亡くす。以降、10年間養育された伯父の家で農業に従事。1956年(昭和31年)に上京し、店員や事務の仕事につき自活。2013年(平成25年)、すみだ郷土文化資料館での戦争孤児企画展を機に、孤児体験画を描き始め、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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s-kozy

70
終戦当時(第二次世界大戦・太平洋戦争)に9歳〜12歳だった皆様が書き記してくれた当時の記憶。それに星野光世さんが絵を付けている(星野さん自身の話もある)。孤児たちが経験したことはどれも苛烈なもの。色鉛筆と水彩で描かれた絵が優しい。残す価値の高い非常に貴重な絵本だ。なるべく多くの方に読んでいただきたい作品です。漢字には全てルビが振ってある。小学校四年生以上なら読むことができるのではないでしょうか。2017/11/05

モモ

61
戦争中に親を喪った子どもは、戦争孤児として想像を絶する苦しみがあった。自分たちを守ってくれるはずの市役所の人が孤児たちをトラックの荷台に乗せ山の上に捨てに行く。野良犬のように扱われ人間扱いされない。それでもなんとか生き延びても、長年連れ添った夫にも自分が孤児だったと打ち明けられない心の傷痕。辛い記憶が絵でも綴られている良書。終戦記念日に読み返したい。子どもたちにも読んでもらいたい一冊。2020/08/15

かおりんご

35
児童書。戦争孤児の生活について調べていて、巡り合った本。読んでいてとても切ない気持ちになります。親がいないから差別され、虐げられ、孤独の中で大きくなった人たち。戦争は多くの人の命や自由を奪うだけではなく、悲しい子供たちをたくさんうむことを知らなければならないと思いました。絵も多いので、高学年くらいからも読めます。是非、多くの人に手にしてほしいです。2019/04/22

ヒラP@ehon.gohon

26
ご自身が戦災孤児だった星野光世さんが、その思い出と哀しさを伝えるためにと編集した珠玉の一冊だと思います。 大空襲で家族を失った子どもは、生き残ったことで、世間から疎まれ、地獄のような生き方を強いられたことを、痛切に感じました。 家族を失うということは、自分のかけがえのない支えを失うことなのですね。 それまでの仏が鬼に変わるような様は痛烈です。 星野さんの素朴な絵が、かえって痛々しく感じられました。2020/06/08

ぼのり

19
先日ラジオで、作者の星野光世さんがこの本についてお話をされていました。過酷な体験談の後「戦争孤児だった子供達はみな80代になり、体験を語れる人は年々減っていく。愚かな戦争を人類が二度と繰り返すことがないよう伝えていかなければと思い絵本を作った。」とのお話でした。全ての漢字にルビが振られ、優しいタッチで描かれた絵本です。悲惨な体験を伝える作品ではありますが、小さな子供が読んでもトラウマにならない様な配慮が文章にも絵にも十分になされ、幅広い世代に読んでほしいという思いが伝わってきました。(2018/053)2018/03/16

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