宮辻薬東宮

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  • サイズ B6変判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062206105
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ちょっぴり怖い、だからおもしろい。宮部みゆきさんから始まった、超人気作家による前代未聞の「ミステリー短編バトンつなぎ」。ちょっぴり怖い、だからおもしろい。

これぞエンタメ!!
前代未聞の「ミステリー短編バトンつなぎ」

「宮辻薬東宮」(みやつじやくとうぐう)

宮部みゆきさんお書き下ろし短編を辻村深月さんが読み、短編を書き下ろす。その辻村さんの短編を薬丸岳さんが読み、書き下ろし……今をときめく超人気作家たちが2年の歳月をかけて“つないだ”ミステリーアンソロジー。

「人・で・なし」(宮部みゆき)
「ママ・はは」(辻村深月)
「わたし・わたし」(薬丸岳)
「スマホが・ほ・し・い」(東山彰良)
「夢・を・殺す」(宮内悠介)


宮部 みゆき[ミヤベ ミユキ]
著・文・その他

辻村 深月[ツジムラ ミヅキ]
著・文・その他

薬丸 岳[ヤクマル ガク]
著・文・その他

東山 彰良[ヒガシヤマ アキラ]
著・文・その他

宮内 悠介[ミヤウチ ユウスケ]
著・文・その他

内容説明

全編書き下ろし。超人気作家たちが2年の歳月をかけて“つないだ”前代未聞のリレーミステリーアンソロジー。

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年東京都生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」で第25回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。92年『龍は眠る』で第45回日本推理作家協会賞“長編部門”、同年『本所深川ふしぎ草紙』で第13回吉川英治文学新人賞、93年『火車』で第6回山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で第18回日本SF大賞、99年『理由』で第120回直木三十五賞、2001年『模倣犯』で第55回毎日出版文化賞特別賞、第5回司馬遼太郎賞、第52回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。07年『名もなき毒』で第41回吉川英治文学賞、08年英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Awardを受賞

辻村深月[ツジムラミズキ]
1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞を受賞

薬丸岳[ヤクマルガク]
1969年兵庫県生まれ。2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。16年『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞、17年「黄昏」で第70回日本推理作家協会賞“短編部門”を受賞

東山彰良[ヒガシヤマアキラ]
1968年台湾生まれ。2002年「タード・オン・ザ・ラン」で第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞を受賞。03年同作を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』でデビュー。09年『路傍』で第11回大藪春彦賞、15年『流』で第153回直木三十五賞、16年『罪の終わり』で第11回中央公論文芸賞を受賞

宮内悠介[ミヤウチユウスケ]
1979年東京都生まれ。2010年「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞山田正紀賞を受賞しデビュー。12年同名の作品集で第33回日本SF大賞を受賞。13年第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞。14年『ヨハネスブルグの天使たち』で第34回日本SF大賞特別賞、17年『彼女がエスパーだったころ』で第38回吉川英治文学新人賞、『カブールの園』で第30回三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

534
5人とも好きな作家なので、期待して読みました。宮部みゆきのスタートダッシュに始まり、辻村深月が絶妙な展開をし、宮内悠介がループで上手く締めるという理想的な作品でした。5人の順番を入れ替えた第二弾も期待しています。2017/08/13

ウッディ

448
宮部みゆきの家にまつわるホラーをスタートに、辻村深月、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介がバトンを繋いでいったアンソロジー。どれもゾワっとするような話だったが、辻村さんの「ママ・はは」が印象的。晴れ着の写真の謎に端を発して、歪な母親との関係を含めたタイトルとオチのつけ方が旨いと思った。読んでる時より、読み終わった時に怖い作品でした。東山さん、宮内さんは初読みだったけど、一度、読んでみようと思わせる内容でした。単に寄せ集めのアンソロジーではなく、こんな形の連作集なら、また、読んでみたい。面白かったです。2018/01/14

風眠

391
題材を引き継ぎながらリレー形式で物語を紡いでいく。これ、私も学生時代にゼミでやった事があるので分かる。ものっすごーく、難しい!プロの作家と学生のレベルは全然違うけれど、かつて「無理!!」って、半泣きで書いた記憶がよみがえった。きっと宮部女史の後に続いた、辻さん、薬さん、東さん、宮さんも、きっとそれに近い思いをして書き上げたのだろうと思った。それなのに宮部女史は「デキは今いち。いいのが集まったら外してください」と、あとがきに書いている!そんな大御所の破壊力がいちばん恐ろしかった。褒め言葉です、色んな意味で。2017/10/28

bunmei

359
題名見ると何処かの神社にあるような…(笑)人気作家5人によるホラーをテーマにしたアンソロジー。宮部さんと辻村さん以外はホラーは初めてということでしたが、それぞれの個性がよく現れていて新鮮な感覚もしました。おどろおどろしいホラーというより、人の中に潜む陰鬱でブラックな雰囲気を醸し出している作品でした。自分的には辻村さんの『ママ・はは』がお気に入り。宮内さんはパソコンオタクなのかな…(笑)少し専門用語はわからない言葉もありましたが、最後を宮部さんの巻頭と繋げるあたりは、とてもオシャレです。2017/09/12

nuit@積読消化中

325
【日本の夏は、やっぱり怪談〈其の三・和洋折衷編〉(2017年8月21日-31日)】宮部みゆき、辻村深月、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介によるリレー式ホラー・アンソロジー!いずれも作家陣の個性が色濃く出ていて一粒で5度美味しい気分を味わえました。やはり個人的には購入したばかりの一戸建てで起こる怪現象を描いた宮部氏の作品。ラストの衝撃は宮部氏らしい!2017/08/24

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