ラブリィ!

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  • サイズ 46判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062206020
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

主役がブスで、何が悪い!? 「見た目」について考える中2の拓郎の日常をユーモラスに描いた第57回講談社児童文学新人賞受賞作! 第57回児童文学新人賞を文句なしの評価で受賞した注目作です。
 思春期であれば特に、誰もが気になる「見た目」。その普遍的なテーマに挑戦した作品です。
 主人公は中2の男子、拓郎。自分で撮影した映画の主人公・涼子はみんなからブスと言われているが、拓郎は不思議な魅力を感じている。その魅力はいったい何なのか? 人間はなぜそんなに見た目を気にするのか? そんな疑問の答えを探しながら過ごす日常が、拓郎の語り口調でユーモラスに描かれます。

【選考委員の選評より】
・テンポのいい文章で、多彩な登場人物が登場し、コミカルに時にシリアスに、「容姿」のことを多方面から考えさせてくれる良作。(小林深雪先生)
・思春期はもちろんのこと、もってうまれた容貌は誰もが気になるところ。そこに直球で焦点を当ててテーマとして取り組んだ点にまず「おっ」となり、主人公の拓郎が不器用ながらも「いいやつ」なのも好感を抱いた。(那須田淳先生)
・人は見た目にあらず、というわかりやすいテーマが、ユーモアたっぷりに描かれ、最後までたのしく読めました。登場人物も魅力的で、それぞれがしっかり書き分けられているのにも感心しました。(茂市久美子先生)

【あらすじ】
 中学2年生の井出拓郎は、学校で親友の榎木慎と映画研究会を立ち上げている。拓郎の撮った映画がコンクールで賞をとるが、審査員の講評には「主演の女子がいい味を出している」ということが書かれてあった。主演の女子は、同じクラスの田沼涼子。学校で涼子はブスだとバカにされている。そんな涼子を主役にしたいとは周りに言えず、拓郎はそれを隠して映画を撮ったのだった。みんなからは容姿をからかわれている涼子だが、拓郎は彼女に特別な魅力を感じている。果たして、これは、ただの興味か、恋心なのか。
 拓郎は、なぜ世の中の人間は見た目について「きれい」と「そうでない」とを区別したがるのか、なぜ見た目がよいとチヤホヤされるのか気になって仕方がない。あるとき、拓郎は夢のなかで涼子に「世の中は見た目じゃない、中身だ」と宣言する。自分と同じ年頃の子、毛髪が薄いことを気にしている叔父、イケメンの親友の意外な過去、テレビのなかで注目される美魔女や美しすぎる○○といったことから、拓郎は、見た目について、毎日、考えるのだった。

1 十四歳の(自称)天才映画監督
2 とんだ誤算で大ピンチ
3 この世は「見た目至上主義」?!
4 赤ちゃんがきた!
5 運命(?)の席替え
6 男子も見た目で悩めるお年頃
7 教室の悪意
8 榎木の告白?!
9 オレのあやまち、戻れない過去
10 Oh! ジーザス!
11 亜美奈の告白?!
12 届け、オレの思い
13 おじさん、ふたたび
14 やっぱりオレは……


吉田 桃子[ヨシダ モモコ]
著・文・その他

内容説明

主役がブスで、何が悪い!?人の「見た目」についてあれこれ考える中2男子、拓郎の日常を描いた注目作!第57回講談社児童文学新人賞受賞作。

著者等紹介

吉田桃子[ヨシダモモコ]
1982年生まれ。日本児童教育専門学校絵本童話科を卒業。2015年、第32回福島正実記念SF童話賞で佳作を受賞。2016年、第2回小学館ジュニア文庫小説賞で金賞を受賞し、『お悩み解決!ズバッと同盟』(小学館ジュニア文庫)として刊行される。2016年、「ラブリィ!」で、第57回講談社児童文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

79
83/100点 初読みの作家さん。講談社児童文学新人賞受賞作。テンポの良いユーモラスな文章で、14歳の中学生生活が見事に描かれていて、興味深く面白く読み終えました。誰もが気になる、人の「見た目」に真正面から焦点を当ててテーマとして取り上げた点が、素晴らしいと感じました。登場人物が主人公はもちろん、彼を取り巻く人たちも非常に魅力的で、多くの人が共感できる素敵な一冊でした。2017/09/05

ミーコ

31
図書館で史書さんからオススメで初読みの作家さん。前回に引き続き中学生が主人公です。拓郎は素直で良い子なのですが 周りを気にするばかりに思ってもいない事を口走り 女の子を傷つけてしまいます。謝りたいのに 中々口にする事が出来ない… でも最後には、橘さんにも涼子さんにも思いは伝わった様で ホッ❗️とても読後感の爽やかな一冊です。2019/05/17

あやっぴ

30
中学生の頃って外見で人が判断され、笑われたり仲間外れの対象になったりする傾向がある。特定の子がそういう状況になってるのを見て、イジメ側に巻かれてしまうのか、その子を守ってあげるのか。この作品のように毅然とした男子が一人でもいると違うのに…と思った。児童書で読みやすかったけどリアルな問題に色々考えさせられた。2017/08/09

白雪ちょこ

20
「見た目」がテーマとなっている物語。 男子中学生の主人公である彼だからこその、子供らしい疑問や視点。 「赤ちゃん=可愛いもの」とされているが、人によっては価値観はそれぞれ。 可愛さや綺麗、美人といった部類も男女それぞれ共に違う。 今の時代だからこそ、扱われにくい。 しかし、だからこそ触れなければならないそのテーマ性を、作者の読みやすい文章とともに描かれており、一気に読むことができた。 人は見た目が100%とは言うが、大事なのは中身だといっても、一番最初に先入観として入るのは、見た目だ。悲しいことに。2022/02/24

たらちゃん

18
中学生にオススメとして新聞で紹介されていた。こんなにうまく、カースト制を無視して無事に卒業までこぎつけられるかしら。今の子ども達は、学校で生き残る為にものすごくエネルギーがいるようです。2017/08/05

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