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内容説明
「人は一人では生きていない」本書は、生きるために必要な本来の人間関係力を回復させることを目指す。第1部では、多様な場面で、本質的理解を志向しつつ、現実には社会のあり方に規定されているという事実性のなかで、人間としての喜怒哀楽を経験しつつ、成熟していくことに焦点を置き、教育・心理、介護・医療、そして企業といったフィールドで具体的な人間関係の実相に焦点を当てる。領域こそ異なるものの、そこで展開されている人間関係は、他者への関心、他者と向き合う、他者性への働きかけ、関係性を生きる、対話による共同主観化等、共通するキーワードに依拠している。第2部では、人間関係学の思想的背景を論じる。第1部で展開されている多様な場面における人間関係について、その背後にある人間関係理論を理解されたい読者への道標となっている。
目次
第1部 関係性を生きる(教育・心理;介護・医療;企業)
第2部 人間関係学の思想的背景(基本的立場;人間関係学の諸問題;人間関係と人間存在との現実;有限な私たちと生きることの探求)
著者等紹介
畠中宗一[ハタナカムネカズ]
1951年鹿児島市生まれ。現在、関西福祉科学大学教授・大学院社会福祉学研究科長。大阪市立大学名誉教授。博士(学術)。専門:家族臨床福祉学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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人間関係:原子化・私事化→対人関係のトレーニング・共同体の絆 親子の葛藤→発見:境界線/あいだ・つながり・関係性 臨床の場=訓練と学習の場:臨床の知→主観主義・集合主観主義→共同主観 会社にとって利益は空気:ないと生きていけない・空気をすうために生きている人いない 客我・me:社会的自我⇔主我・I 方法論的個人主義・社会名目論:社会を個人間の相互作用として理解 方法論的集団主義・社会実在論:社会を実在するモノ・個人の心理や行動に還元できず 唯名論vs実在論 人間的事実性=社会的+個人的 持つ様式・ある様式2020/05/24