出版社内容情報
角田 恵理子[ツノダ エリコ]
著・文・その他
内容説明
春画のささやき、妖怪のつぶやき…ワクワクドキドキしながら学ぶくずし字。北斎、広重から国宝の絵巻まで、読めたらもっと面白くなる!
目次
1 遊び心を読み解こう(国芳 みかけはこわいがとんだいい人だ;国芳 人をばかにした人だ ほか)
2 春画のささやきを聞く(豆判 百千鳥;豆判 ぬくめ鳥 ほか)
3 元祖アニメ 絵巻が面白い(病草紙 肥満の女;病草紙 痔瘻の男 ほか)
4 江戸の暮らしが見えてくる(名勝図会 伏見稲荷の初午詣で;名勝図会 四条河原の夕涼み ほか)
5 飾りの文字も読みたい(琳派最強のコラボ 鶴図下絵和歌巻;歌文字を着る 文字模様小袖 ほか)
著者等紹介
角田恵理子[ツノダエリコ]
東京都出身。東京教育大学(現・筑波大学)教育学部芸術学科書専攻卒業。書家・書道史家。游墨会主宰。書道及び書道史の専門書から入門書まで、企画・編集・執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sofia
27
古文書、くずし字が読めるようになりたいとずっと思っているがなかなか難しい。それでもこの本の国芳と春画は読みやすいし、内容がおもしろい。北斎の春画の周りに書かれている男女の語らい、ささやきを初めて読んで、驚いた。2024/02/28
羽
18
なぜ現代人はくずし字が読めないのか?実は、くずし字は難しいという先入観があるだけで、現代人にまったく理解できないわけじゃない。というのも、ひらがなの「いろは」に対応する漢字の「いろは」を覚えれば読めるようになるからだ。あとはどれだけ暗記できるか。な〜んだ。意外と簡単じゃん。と思うけれど、やっぱり難しい。本書で紹介されるものは、くずし字も絵もなかなか趣があり、眺めているだけでも楽しい。くずし字入門として本書を選んで正解だった。2020/07/22
ykshzk(虎猫図案房)
12
浮世絵の絵の周りに書いてあるちょっとした文章が読めない、有名な武将の書いた書状が展示してあるのに読めない、街のお食事処の店名が読めない自分。歳を重ねるごとに、日本人だし日本語なのだからと読んでみたくなる。有名な浮世絵や想像力弾ける春画などの楽しい事例。そしてオリジナルの文章の横に、元になっている漢字からくずし字に変化するまで段階を経て併記されていて非常に分かりやすい。先ずは字母(平仮名の元の漢字)から覚え、目を慣らして読めるようになりたい。よく見る蕎麦屋さんの「きそば」の字母は「幾楚者」だと初めて知った。2019/02/06
umeko
10
微妙な内容。タイトルの「読めるわかる」とまではいかないかも。ただ、そんなことが書いてあったんだぁ~、と妙に感心した作品がいくつかあった。2018/01/24
takao
2
ふむ2023/06/07