BB/PP

個数:
電子版価格
¥1,771
  • 電子版あり

BB/PP

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年07月09日 04時39分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062200318
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

最上級“ヒト型擬體“の妻を手に入れた青髭公を描く衝撃作『BB/PP』他、魅惑に満ちた珠玉作9編を収録する最新小説集!この女ならおれは愛せるかもしれない──人工知能搭載の最上級の“ヒト型擬體“を余生の伴侶として手にいれた青髭公を描く衝撃の表題作他、またいとこの姉妹と過ごした12歳の夏の夜のひとときを回想する『石蹴り』、病に倒れた旧友を見舞い「記憶」の意味について語り合う『手摺りを伝って』 など、魅惑の9篇を収録する芥川賞作家の傑作小説集。


目次
BB/ PP
石蹴り
手摺りを伝って
四人目の男
ミステリオ?ソ
水杙
ツユクサと射手座
薄ぼんやりと、ゆらりと二つ
T字路の時間

目次
BB/PP
石蹴り
手摺りを伝って
四人目の男
ミステリオ?ソ
水杙
ツユクサと射手座
薄ぼんやりと、ゆらりと二つ
T字路の時間


松浦 寿輝[マツウラ ヒサキ]
著・文・その他

内容説明

人工知能を持つ最上級の美しい女“ひと型擬體”を手にいれた現代の青髭公を描く表題作の他、またいとこの姉妹と過ごした12歳の夏の夜のひとときを回想する『石蹴り』、病に倒れた旧友を見舞い「記憶」の意味について語り合う『手摺りを伝って』など、9篇を収録。

著者等紹介

松浦寿輝[マツウラヒサキ]
1954年東京生まれ。詩人、小説家。東京大学名誉教授。88年、詩集『冬の本』で高見順賞を受賞。95年『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、96年『折口信夫論』で三島由紀夫賞、2000年『知の庭園―19世紀パリの空間装置』で芸術選奨文部大臣賞、同年「花腐し」で芥川賞、05年『あやめ鰈ひかがみ』で木山捷平文学賞、同年『半島』で読売文学賞、09年、詩集『吃水都市』で萩原朔太郎賞、14年、詩集『afterward』で鮎川信夫賞、15年『明治の表象空間』で毎日芸術賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょき

44
数々の文学賞を獲得してきた松浦さんの短編集。表題作は群像にグリム童話のアンソロジーとして上撰されたBB/PP。残念ながらどのあたりがグリムなのかは判らなかったが、この作者、本当のツボは解ってる。その他、かなり純文学的に芸術色を帯びた作品が目白押しており、詩的な表現や日本語の妙をもった短編に心洗われる。あえて作品の共通項を探ろうとするならば「自由であること」ではなかろうか、どちらともいえる、どちらでもいい、どこにでもいける、そんな氏の作品に包まれて深い余韻に浸ってしまう秋の夕暮れ。ってもう朝か?2016/10/27

くみこ

20
9篇の短編集。主人公が全員ほぼ50代の男性であること、"記憶"についてのストーリーであることが共通しています。表題作は、理想の女性をA I搭載の人形に求めたかなりのエログロテイスト。主人公も内容も描写も気色悪いとは思ったけど、分かりやすいストーリーでした。他は、経済力と知性のある、理屈っぽい男性の妄想・妄念に付き合わされた感じです。「不可能」に次いで2冊目の松浦さんでしたが、この作品は、私には分かりにくいものでした。2019/05/19

yamahiko

12
自分自身の消化不良のせいかもしれませんが、今までの著者の作品に比べてやや物足りない思いを抱きました。2016/08/12

しゅん

10
松浦さんの随筆や批評、詩は好きなのだが、この小説集はいまいちピンとこない。晩年のセロニアス・モンクに会った(らしい)男の語りにしろ、世界のパターンを探ろうとして絶望する数学者の描写にしろ、紋切り型を避けようとする振る舞いがかえって紋切り型を呼び起こているように思えるし、現実と幻想との境の曖昧さを強調する終わり方にも「今更そんなことを言われても…」という気持ちを覚える。典型的な物語類型をあえて取り入れて揺さぶりをかけようとしてると思うのだが、逆に凝り固まった感覚を覚える。この歯痒さは何なのだろう。2018/09/06

踊る猫

10
『幽 花腐し』を読んだ直後に読んだからか、読み終えて唸らされてしまった。吉田健一の模倣のような文体からより骨太な文体へと変化したことは僭越な言い方をすれば「成長」なのだろう。だが、松浦氏はやはり津原泰水氏や平山夢明氏のような野蛮で血腥い、猟奇趣味的な世界は書けない。だから表題作もショッキングではあるのだけれど、何処か頭でっかちという印象が拭えない。私が興味を惹かれたのは主観のあやふやさを描いているところで、それは『幽 花腐し』から共通しているテーマなのだけれど幻惑的な筆致には辿り着いていないように思われる2017/01/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10993801
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品