- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 絵画・作品集
- > 浮世絵・絵巻・日本画
出版社内容情報
庶民が愛好し、日本人の心を潤してきた「とぼけている」としか言いようのない、素敵な絵画群。その大きな流れをたのしく紹介!庶民が愛好し、日本人の心を潤してきた「とぼけている」としか言いようのない、素敵な絵画群。その大きな流れをたのしく紹介!
金子 信久[カネコ ノブヒサ]
著・文・その他
内容説明
等伯、白隠、蕪村、一茶、光琳、若冲…これでいいのか?日本美術のもう一つの何かが姿を現す!!
目次
禅画 別世界の住人たち
俳画 おかしみを芸術にする
南画 アカデミックの上をいく
かたちが心をゆるませる
苦い江戸絵画
素朴という感じ方
お殿さまの絵ごころ
大正時代のおとぼけ芸術
ヘタウマ 乱暴きわまりないこの言葉
著者等紹介
金子信久[カネコノブヒサ]
1962年、東京都生まれ。85年、慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。福島県立博物館学芸員などを経て府中市美術館学芸員。専門は江戸時代絵画史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブルちゃん
38
思ったより、わたし的には、おとぼけてなかった。もっとおとぼけ求む。ただ01の蝦蟇仙人は明らかにおかしいー♡笑 日本の美術に詳しい人が見たら、斬新な絵ばかりなのだろう。解説と絵のページがズレてるのが辛し。そんな所も改善されていたから、可愛い絵画史は読みやすかったのかも🐶2023/11/25
よこたん
36
新聞の書籍広告で表紙を見て、頭から離れなくなった。布袋様が袋に乗っかりおでこで皿回し?これは一体…いいんだろうか…。時代も画風も様々だが、作品たちは、とっても自由で、描きたいものを楽しんで描かれたのだろうなあと感じた。満面の笑みが何故かゾワッとくる絵、正面から見つめてくる福禄寿、どの人の筆によってもなんか濃厚で薄気味悪い寒山拾得ペア、部屋に飾ってあったら、落ち着かないだろうなあイヤだなあ(笑) 巻末近くの、ルソーの地に足のついていない素朴な肖像画にホッとした。何より著者が楽しまれているのが伝わってきた。2016/11/08
たまきら
34
日本人の「かわいい」好きって、本当に長いなが~い歴史があるんじゃないのかな…そう思わせるおかしみです。それを「おとぼけ」という言葉でまとめるのもピッタリで、ページをめくりながらニコニコしちゃいました。今回一番受けたのはベイマックスにしか見えない雪だるまかな。やっぱり禅画は楽しいな。俳画にはちょっと風刺みたいな要素もある気がするーもっと知りたくなりました。きっと自分たちでマンガや同人誌を描いて楽しんでいた人たちもたくさんいたんだろうな!2025/03/12
リコリス
34
長谷川等伯から蛭子能収までずらずらーっと時代のとぼけた絵画が。表紙の絵もそうだけどページをめくるたびにあまりのおとぼけぶりに笑ってしまいます。「誰にむかってそうしてるのか。」「へのへのもへじではない」など絵に対する一言コメントも力が抜ける(笑)一枚だけ混ざってたアンリルソー、彼の絵はホント脱力させてくれる(笑)裏表紙、誰にむかってそうしてるのか?すごく気になる(笑)2016/10/22
ひほ
31
素朴な日本画がいいなぁ2019/12/15